/GR (ランタイム型情報の有効化)
更新 : 2007 年 11 月
実行時にオブジェクト型をチェックするコードを追加します。
/GR[-]
解説
/GR が有効になっている場合、コンパイラは _CPPRTTI プリプロセッサ マクロを定義します。Visual C++ 2005 では、/GR は既定で有効になっています。/GR- は、ランタイム型情報を無効にします。
コードで dynamic_cast Operator または typeid を使用する場合は、/GR を使用します。ただし、/GR によって、イメージの .rdata セクションのサイズが増加します。コードで dynamic_cast または typeid を使用しない場合は、/GR- を使用するとイメージのサイズを小さくできることがあります。
ランタイム型チェックの詳細については、『C++ Language Reference』の「Run-Time Type Information」を参照してください。
Visual Studio 開発環境でこのコンパイラ オプションを設定するには
プロジェクトの [プロパティ ページ] ダイアログ ボックスを開きます。詳細については、「方法 : プロジェクト プロパティ ページを開く」を参照してください。
[C/C++] フォルダをクリックします。
[言語] プロパティ ページをクリックします。
[ランタイム型情報を有効にする] プロパティを変更します。
このコンパイラ オプションをコードから設定するには
- RuntimeTypeInfo を参照してください。