コンパイラ エラー CS0011

更新 : 2007 年 11 月

エラー メッセージ

型 '型' によって参照されたアセンブリ 'アセンブリ' の基本クラスまたはインターフェイス 'クラス' を解決できませんでした。

/reference を使用してファイルからインポートされたクラスが、あるクラスの派生クラスであるか、または見つからないインターフェイスを実装しています。このエラーは、必要な .DLL が /reference を使用したコンパイル時にインクルードされていない場合に発生することがあります。

詳細については、「[参照の追加] ダイアログ ボックス」および「/reference (メタデータのインポート) (C# コンパイラ オプション)」を参照してください。

使用例

// CS0011_1.cs
// compile with: /target:library

public class Outer 
{
   public class B { }
}

2 つ目のファイルでは、前の例で作成した B クラスから派生した C クラスを定義することによって DLL を作成します。

// CS0011_2.cs
// compile with: /target:library /reference:CS0011_1.dll
// post-build command: del /f CS0011_1.dll
public class C : Outer.B {}

3 つ目のファイルでは、最初の手順で作成した DLL を置き換え、内部クラスである B の定義を省略しています。

// CS0011_3.cs
// compile with: /target:library /out:cs0011_1.dll
public class Outer {}

最後に、4 つ目のファイルで、2 番目の例で定義した C クラスを参照します。C クラスは B クラスから派生していますが、今度は B クラスは省略されています。

次の例では CS0011 エラーが生成されます。

// CS0011_4.cs
// compile with: /reference:CS0011_1.dll /reference:CS0011_2.dll
// CS0011 expected

class M
{
   public static void Main()
   {
      C c = new C();
   }
}

参照

参照

[参照の追加] ダイアログ ボックス

/reference (メタデータのインポート) (C# コンパイラ オプション)