OLE コモン ダイアログ クラス

これらのクラスは多くの標準 OLE ダイアログ ボックスを実装することにより共通の OLE の動作を処理します。 また、OLE 機能のユーザー インターフェイスに一貫性を提供します。

  • COleDialog
    すべての OLE ダイアログ ボックスに共通の実装を持つようにするため、フレームワークによって使用されます。 ユーザー インターフェイス カテゴリのすべてのダイアログ ボックス クラスは、この基本クラスから派生されます。 COleDialog を直接使用することはできません。

  • COleInsertDialog
    新しい OLE リンク アイテム、または埋め込みアイテムの挿入時の標準ユーザー インターフェイスである [オブジェクトの挿入] ダイアログ ボックスを表示します。

  • COlePasteSpecialDialog
    形式を選択して貼り付けする編集作業を実装するための標準ユーザー インターフェイスである [形式を選択して貼り付け] ダイアログ ボックスを表示します。

  • COleLinksDialog
    リンク アイテムについての情報を変更するときの標準ユーザー インターフェイスである [リンク] ダイアログ ボックスを表示します。

  • COleChangeIconDialog
    OLE 埋め込みアイテム、またはリンク アイテムに関連付けられたアイコンを変更するときの標準ユーザー インターフェイスである [アイコンの変更] ダイアログ ボックスを表示します。

  • COleConvertDialog
    OLE アイテムをある型から別の型へ変換するときの標準ユーザー インターフェイスである [変換] ダイアログ ボックスを表示します。

  • COlePropertiesDialog
    Windows に共通の [OLE プロジェクト プロパティ] ダイアログ ボックスをカプセル化します。 [OLE プロジェクト プロパティ] ダイアログ ボックスは Windows 標準に沿った方法で、OLE ドキュメント アイテムのプロパティの表示と変更の容易な方法を提供します。

  • COleUpdateDialog
    ドキュメント内のすべてのリンク アイテムを更新するときに標準ユーザー インターフェイスである [リンクの更新] ダイアログ ボックスを表示します。 ダイアログ ボックスには、更新処理がどの程度完了したかを示す進行インジケーターがあります。

  • COleChangeSourceDialog
    リンク先やリンク元を変更するときの標準ユーザー インターフェイスである [ソースの変更] ダイアログ ボックスを表示します。

  • COleBusyDialog
    ビジーなアプリケーションの呼び出しを処理するときの標準ユーザー インターフェイスである、[サーバーを使用できません] ダイアログ ボックスおよび [サーバーが応答しません] ダイアログ ボックスを表示します。 通常、COleMessageFilter の実装により自動的に表示されます。

参照

概念

クラス ライブラリの概要