CWnd::FlashWindow

指定されたウィンドウを一度フラッシュします。

BOOL FlashWindow(
   BOOL bInvert 
);

パラメーター

  • bInvert
    CWnd をフラッシュさせるか、元の状態へ戻すかを指定します。 bInvert が TRUE のとき、CWnd はフラッシュし、状態は変更されます。 bInvert が FALSE のとき、ウィンドウは元の状態に戻されます (アクティブまたは非アクティブのいずれか)。

戻り値

FlashWindow メンバー関数が呼び出される前の状態を返します。呼び出される前にウィンドウがアクティブであった場合は 0 以外を返します。それ以外の場合は 0 を返します。

解説

続けてフラッシュする場合は、システム タイマーを作って繰り返し FlashWindow 関数を呼び出します。 CWnd がフラッシュすると、CWnd がアクティブでない状態からアクティブな状態に、またはその逆に変更中であるかのように、タイトル バーの外観が変わります (アクティブでない状態のタイトル バーはアクティブな状態のタイトル バーに変わり、アクティブな状態のタイトル バーはアクティブでない状態のタイトル バーに変わります)。

通常、現在の入力フォーカスを持たないウィンドウに注意を引く必要がある場合に CWnd がフラッシュされます。

bInvert パラメーターは、CWnd が入力フォーカスを得ていてそれ以降はフラッシュしないときにだけ、FALSE になります。入力フォーカスが与えられるのを待ちながら再び呼び出されたときは TRUE になります。

この関数は、最小化表示されたウィンドウに使われたときは常に 0 以外の値を返します。 ウィンドウが最小化表示されていると、FlashWindow はウィンドウ アイコンのみをフラッシュし、bInvert は最小化表示されたウィンドウでは無視されます。

使用例

BOOL CPenWidthsDlg::OnInitDialog()
{
   CDialog::OnInitDialog();

   // set timer to cause dialog to flash
   SetTimer(1, 500, NULL);
   return TRUE;  // return TRUE unless you set the focus to a control
}

void CPenWidthsDlg::OnTimer(UINT_PTR nIDEvent)
{
   // cause the dialog to flash
   FlashWindow(TRUE);
   CDialog::OnTimer(nIDEvent);
}

必要条件

**ヘッダー:**afxwin.h

参照

参照

CWnd クラス

階層図

FlashWindow

概念

CWnd のメンバー