FindSymbol コマンド

現在のスコープのオブジェクト (名前空間、クラス、構造体、インターフェイス、型、列挙型など) とメンバー (プロパティ、メソッド、イベント、変数、定数、列挙型アイテムなど) を検索します。

Edit.FindSymbol symbolname [/word | /prefix | /substring]
[/case | /nocase] [/refs | /norefs]

Edit.QuickFindSymbol symbolname 

引数

  • symbolname
    必ず指定します。 検索するオブジェクトまたはメンバーの標準名。

スイッチ

  • /word または /w
    省略できます。 完全に一致する単語だけを検索します。 このスイッチと共に /prefix や /substring も指定した場合は、このスイッチが優先されます。

  • /prefix または /p
    省略できます。 objectname に指定した文字列で始まるシンボルを検索します。 このスイッチと /substring の両方を指定した場合は、このスイッチが優先されます。

  • /substring または /s
    省略できます。 objectname に指定した文字列を含むシンボルを検索します。

  • /case または /c
    省略できます。 引数 objectname に指定したテキストと大文字/小文字までが完全に一致する場合にだけ、一致したと見なされます。 このスイッチと /nocase の両方を指定した場合は、このスイッチが優先されます。

  • /nocase または /nc
    省略できます。 大文字と小文字を区別せずに検索します。

  • /refs または /r
    省略できます。 シンボルの検索対象に参照先コンポーネントを含めるように指定します。 このスイッチと /norefs の両方を指定した場合は、このスイッチが優先されます。

  • /norefs
    省略できます。 シンボルの検索対象に参照先コンポーネントを入れないように指定します。

解説

定義しなかったスイッチについては、[検索と置換] ウィンドウの [シンボルの検索] タブでの現在の設定が、既定として使用されます。 コマンド ラインからの検索によって、[シンボルの検索] ダイアログ ボックスのオプションが変更されることはありません。

Edit.QuickFindSymbol コマンドは、[検索と置換] ウィンドウを表示しないで、[シンボルの検索] タブで現在設定されているオプションを常に使用する点を除いて Edit.FindSymbol コマンドと同じです。

使用例

次の最初の例では、[検索と置換] ウィンドウの [シンボルの検索] タブで、[大文字と小文字を区別する] 検索オプションと [参照内で検索] 検索オプションをオンにした場合と同様に、部分文字列 "cRefs" を、大文字と小文字を区別し、参照を含めて検索します。

>Edit.FindSymbol cRefs /substring /case

以下の例では、どちらも、[検索と置換] ウィンドウの [シンボルの検索] タブで設定したオプションを使用して、"CMyClass" を検索します。

>Edit.FindSymbol CmyClass
>Edit.QuickFindSymbol CMyClass

参照

処理手順

方法: オブジェクト ブラウザー内で参照スコープを変更する

参照

[シンボルの検索] ([検索と置換] ウィンドウ)

コマンド ウィンドウ

[検索] ボックス

引数を使用する Visual Studio コマンド

Visual Studio コマンドの定義済みのエイリアス