型の注釈

型の注釈は、関数の引数で必要な型、戻り値データで必要な型、または両方で必要な型を指定します。 関数のパラメーターに型の注釈を指定しない場合、パラメーターは Object 型になります。 同様に、関数の戻り値を指定しない場合は、コンパイラが適切な戻り値の型を判断します。

型の注釈の使用

関数のパラメーターに型の注釈を使用すると、関数が処理できるデータ型だけを受け取ることが保証されます。 関数の戻り値を明示的に宣言すると、関数が返すデータの型が明確になるため、コードが読みやすくなります。

次の例では、関数のパラメーターと戻り値の型の両方に型の注釈を指定します。

// Declare a function that takes an int and returns a String.
function Ordinal(num : int) : String{
   switch(num % 10) {
   case 1: return num + "st";
   case 2: return num + "nd";
   case 3: return num + "rd";
   default: return num + "th";
   }
}

// Test the function.
print(Ordinal(42));
print(Ordinal(1));

このプログラムの出力は次のようになります。

42nd
1st

整数型に強制変換できない引数を Ordinal 関数に渡した場合、型の不一致を示すエラーが発生します。 たとえば、Ordinal(3.14159) と指定するとエラーになります。

参照

参照

function ステートメント

その他の技術情報

JScript の関数

データ型 (Visual Studio - JScript)