Dir コマンド

dir コマンドを使用すると、Team Foundation バージョン管理 のサーバーの内容のすべてまたは一部を表示できます。

必要なアクセス許可

dir コマンドを使用するには、[読み取り] のアクセス許可が [許可] に設定されている必要があります。 詳細については、「Team Foundation Server のアクセス許可」を参照してください。

tf dir itemspec [/version:versionspec] [/recursive] 
[/folders] [/deleted] [/login:username,[password]] [/collection:TeamProjectCollectionUrl]

パラメーター

引数

説明

itemspec

情報を要求するファイルまたはフォルダーを指定します。 Team Foundation で itemspecs を解析してスコープ内にある項目を確認する方法の詳細については、「コマンド ライン オプション」を参照してください。

メモメモ
複数の Itemspec 引数を指定できます。

versionspec

/version オプションにユーザーが指定した値。 Team Foundation でバージョン指定を解析してそのスコープ内にある項目を確認する方法の詳細については、「コマンド ライン構文 (バージョン管理)」を参照してください。

username

/login オプションに値を指定します。 ユーザー名の値は、DOMAIN\UserName または UserName のいずれかとして指定できます。

TeamProjectCollectionUrl

情報を表示する 1 つ以上のファイルまたはフォルダーを含むチーム プロジェクト コレクションの URL (http://myserver:8080/tfs/DefaultCollection/ など)。

オプション

説明

/version

Team Foundation が、特定バージョンのファイルとフォルダーのみ表示するよう指定します。

/recursive

指定されたディレクトリに格納されているすべてのファイルとフォルダーを表示します。

/folders

フォルダーのみ表示します。

/deleted

削除済みの項目と既存の項目を表示します。 削除済み項目には ;X3 が付きます。3 は削除 ID です。

/login

Visual Studio Team Foundation Server でユーザーを認証するためのユーザー名とパスワードを指定します。

/collection

チーム プロジェクト コレクションを指定します。

解説

dir コマンドは、ローカル コピーではなく、Team Foundation バージョン管理 サーバーのファイル コピーに対して実行されます。 このコマンドは、ローカルのマップされたフォルダーを使用して、適切な Team Foundation バージョン管理 サーバー パスを検出します。 このコマンドを使用して、Team Foundation バージョン管理 サーバーの内容を調べ、取得するファイルを指定します。

Team Foundation バージョン管理サーバーとそれに割り当てられているワークスペース内の項目の追加情報を提供する、他の Team Foundation コマンドへのリンクについては、「情報提供用コマンド」を参照してください。

tf コマンド ライン ユーティリティの使い方の詳細については、「Tf コマンド ライン ユーティリティのコマンド」を参照してください。

次の例は、c:\projects が割り当てられている Team Foundation バージョン管理 サーバー フォルダー内のファイル、フォルダー、サブフォルダー、およびその中のファイルの一覧を表示します。 項目数の一覧も表示されます。 作業フォルダー マッピングの表示方法および編集方法の詳細については、「Workspace コマンド」および「Workfold コマンド」を参照してください。

c:\projects>tf dir /recursive

次の例は、そのパスにある、すべての Team Foundation バージョン管理サーバー ファイルを表示します。 "314dir" サブフォルダーは、ローカル フォルダー内に存在している必要はありません。

c:\projects>tf dir 314dir

次の例は、Team Foundation バージョン管理サーバー パス内の "My label" ラベルの付いたバージョンのファイルを表示します。 "314dir" サブフォルダーは、ローカル フォルダー内に存在している必要はありません。

c:\projects>tf dir /version:L"My label" 314dir

次の例は、Team Foundation バージョン管理 サーバーのルートにあるすべてのフォルダーを表示します。 $/ が Team Foundation バージョン管理 サーバー パスを示していることから、ローカル作業フォルダーは無視されます。

c:\projects>tf dir /folders $/

次の例は、Team Foundation バージョン管理 サーバー内のすべてのファイルとフォルダーの一覧を表示します。

c:\projects>tf dir /recursive $/

次の例は、現在のフォルダー内のすべての項目と削除済み項目を削除 ID 付きで表示します。

c:\projects>tf dir /deleted

参照

処理手順

ワークスペースの作業フォルダーの追加または削除

参照

Workspace コマンド

Workfold コマンド

概念

情報提供用コマンド

その他の技術情報

Tf コマンド ライン ユーティリティのコマンド