Share via


CDC::PatBlt

指定されたデバイス上にビット パターンを作成します。

BOOL PatBlt(
   int x,
   int y,
   int nWidth,
   int nHeight,
   DWORDdwRop 
);

パラメーター

  • x
    パターンを受け取る四角形の左上隅の論理 x 座標を指定します。

  • y
    パターンを受け取る四角形の左上隅の論理 y 座標を指定します。

  • nWidth
    パターンを受け取る四角形の幅を指定します (論理単位)。

  • nHeight
    パターンを受け取る四角形の高さを指定します (論理単位)。

  • dwRop
    ラスター オペレーション コードを指定します。 ラスター オペレーション コード (ROP) は、現在のブラシ、可能な転送元のビットマップ、転送先のビットマップが関係する出力操作において、GDI がどのようにそれぞれの色を組み合わせるかを定義します。 このパラメーターは、次のいずれかの値になります。

    • PATCOPY   パターンを転送先のビットマップにコピーします。

    • PATINVERT   論理 XOR 演算子を使ってパターンを転送先ビットマップと組み合わせます。

    • DSTINVERT   転送先のビットマップを反転します。

    • BLACKNESS   すべての出力を黒にします。

    • WHITENESS   すべての出力を白にします。

戻り値

正常終了した場合は 0 以外を返します。それ以外の場合は 0 を返します。

解説

パターンは、選択されたブラシと既にデバイス上にあるパターンを組み合わせたものです。 dwRop で指定されたラスター オペレーション コードは、どのようにパターンを組み合わせるかを定義します。 この関数で一覧したラスター オペレーションは、256 の三項ラスター オペレーション コードの制限付きサブセットです。特に、転送元を参照するオペレーション コードは使用できません。

すべてのデバイス コンテキストが PatBlt 関数をサポートするわけではありません。 デバイス コンテキストが PatBlt 関数をサポートするかどうかを調べるには、RASTERCAPS インデックスを指定して GetDeviceCaps メンバー関数を呼び出し、戻り値の RC_BITBLT フラグをチェックしてください。

必要条件

**ヘッダー:**afxwin.h

参照

参照

CDC クラス

階層図

CDC::GetDeviceCaps

PatBlt

その他の技術情報

CDC のメンバー