JScript の変数と定数

プログラミング言語では、データは情報を表します。 たとえば、次のリテラル文字列には質問が含まれています。

'How old am I?'

変数と定数は、データを格納します。スクリプトは、変数の名前と定数の名前を使って簡単にデータを参照できます。 変数に格納されたデータは、プログラムの実行中に変化しますが、定数に格納されたデータは変化しません。 変数を使用するスクリプトは、実際に変数が表すデータにアクセスします。 次の例では、NumberOfDaysLeft という変数に、EndDate と TodaysDate の差を代入しています。

NumberOfDaysLeft = EndDate – TodaysDate;

変数を使用すると、スクリプト内で使用されている値を保存、取得、および操作できます。 定数は変化しないデータを参照します。 変数名には、変数の目的がわかるような、また、他のユーザーがスクリプトの機能を判断できるような、意味のある名前を使用してください。

このセクションの内容

  • JScript の変数と定数の型
    変数の適切なデータ型を選択する方法、および適切なデータ型を選ぶことの利点を説明します。

  • JScript の変数と定数の宣言
    型指定された、または型指定されていない変数と定数を宣言する方法、およびこれらを初期化する方法を説明します。

  • 変数と定数のスコープ
    JScript のグローバル スコープとローカル スコープの違い、およびローカル スコープがグローバル スコープを隠ぺいするしくみを説明します。

  • undefined 値
    未定義の値の概念、変数やプロパティが定義されているかどうかを判断する方法、および変数やプロパティを未定義にする方法を説明します。

関連項目

  • JScript の識別子
    JScript で識別子に有効な名前を付ける方法を説明します。

  • JScript のデータ型
    JScript のプリミティブ データ型、参照データ型、および .NET Framework データ型の使用方法について説明するトピックへのリンクを示します。

  • JScript の代入と等価比較
    JScript が変数、配列要素、およびプロパティ要素に値を代入するしくみ、および JScript で使用される等値構文について説明します。

  • JScript リファレンス
    JScript の言語リファレンスを構成する要素と、言語要素の適切な使用に関する背景情報を説明するトピックへのリンク一覧を示します。