_hypot、hypotf

直角三角形の斜辺を計算します。

double _hypot( 
   double x,
   double y 
);
float _hypotf( 
   float x,
   float y 
);

パラメーター

  • x, y
    浮動小数点値。

戻り値

_hypot は、正常に処理されると直角三角形の斜辺の長さを返し、オーバーフローが発生すると INF (無限大) を返します。 オーバーフローの場合、errno 変数には ERANGE が設定されます。 エラー処理を変更するには、_matherr を使用します。

リターン コードの詳細については、「_doserrno、errno、_sys_errlist、および _sys_nerr」を参照してください。

プラットフォーム

_hypotf は、IPF (Itanium Processor Family) プラットフォームのみで使用できます。 _hypot はすべてのプラットフォームで使用できます。

解説

_hypot 関数は、x と y の 2 辺の長さが与えられている場合に、直角三角形の斜辺の長さを計算します。つまり、x2 + y2 の平方根が算出されます。

必要条件

ルーチン

必須ヘッダー

_hypot

<math.h>

hypotf

<math.h>

互換性の詳細については、「C ランタイム ライブラリ」の「互換性」を参照してください。

使用例

// crt_hypot.c
// This program prints the hypotenuse of a right triangle.

#include <math.h>
#include <stdio.h>

int main( void )
{
   double x = 3.0, y = 4.0;

   printf( "If a right triangle has sides %2.1f and %2.1f, "
           "its hypotenuse is %2.1f\n", x, y, _hypot( x, y ) );
}
  

同等の .NET Framework 関数

該当なし標準 C 関数を呼び出すには、PInvoke を使用します。詳細については、「プラットフォーム呼び出しの例」を参照してください。

参照

参照

浮動小数点サポート

_cabs

_matherr