CWnd::ModifyStyleEx
ウィンドウの拡張スタイルを変更します。
BOOL ModifyStyleEx(
DWORD dwRemove,
DWORD dwAdd,
UINT nFlags = 0
);
パラメーター
dwRemove
拡張スタイル変更中に除去されるウィンドウ スタイルを指定します。dwAdd
拡張スタイル変更中に追加されるウィンドウ スタイルを指定します。nFlags
SetWindowPos に渡すフラグ。SetWindowPos を呼び出さないときは 0 です。 既定値は 0 です。 設定するフラグのリストについては、「解説」を参照してください。
戻り値
スタイルの変更が正常終了した場合は 0 以外を返します。それ以外の場合は 0 を返します。
解説
ビットごとの OR (|) 演算子を使って、追加または削除されるスタイルを結合できます。 利用できる拡張スタイルの詳細については、この本の「拡張ウィンドウ スタイル」と、Windows SDK の「CreateWindowEx」を参照してください。
nFlags が 0 以外のとき、ModifyStyleEx は Windows API 関数 SetWindowPos を呼び出し、次の 4 つのあらかじめ設定された nFlags の組み合わせによって結び付けられたウィンドウを再描画します。
SWP_NOSIZE 現在のサイズを保持します。
SWP_NOMOVE 現在の位置を保持します。
SWP_NOZORDER 現在の Z オーダーを保持します。
SWP_NOACTIVATE ウィンドウをアクティブにしません。
通常のウィンドウ スタイルを使用するウィンドウの変更については、「CWnd::ModifyStyle」を参照してください。
使用例
// This example would make the dialog box transparent by
// changing the dialog window's extended styles.
int CAboutDlg::OnCreate(LPCREATESTRUCT lpCreateStruct)
{
if (CDialog::OnCreate(lpCreateStruct) == -1)
return -1;
ModifyStyleEx(0, WS_EX_TRANSPARENT);
return 0;
}
必要条件
**ヘッダー:**afxwin.h