イベント ハンドラーの概要 (Windows フォーム)
イベント ハンドラーは、イベントに関連付けられたメソッドです。 イベントが発生すると、イベント ハンドラーのコードが実行されます。 各イベント ハンドラーには、イベントを適切に処理するためのパラメーターが 2 つ用意されています。 Button コントロールの Click イベントのイベント ハンドラーの例を次に示します。
Private Sub button1_Click(ByVal sender As System.Object, ByVal e As System.EventArgs) Handles button1.Click
End Sub
private void button1_Click(object sender, System.EventArgs e)
{
}
private void button1_Click(System.Object sender, System.EventArgs e)
{
}
private:
void button1_Click(System::Object ^ sender,
System::EventArgs ^ e)
{
}
最初のパラメーター sender では、イベントを発生させたオブジェクトへの参照を示します。 2 番目のパラメーター eでは、処理されるイベントに応じた特定のオブジェクトを渡します。 このオブジェクトのプロパティ (場合によってはメソッド) を参照すると、マウス イベントのマウスの位置や、ドラッグ アンド ドロップ イベントで転送されるデータなどの情報を取得できます。
通常、イベントごとに生成されるイベント ハンドラーでは、2 番目に指定されるイベント オブジェクトの種類がそれぞれ異なります。 MouseDown イベントや MouseUp イベントなどのイベント ハンドラーでは、2 番目のパラメーターが同じオブジェクト型になっています。 この種類のイベントでは、同じイベント ハンドラーを使用して両方のイベントを処理できます。
また、同じイベント ハンドラーを使用して、異なるコントロールに対する同じイベントを処理することもできます。 たとえば、フォームに RadioButton コントロールのグループがある場合は、Click イベントに対して 1 つのイベント ハンドラーを作成し、各コントロールの Click イベントをこの単独のイベント ハンドラーにバインドできます。 詳細については、「方法 : Windows フォームの 1 つのイベント ハンドラーに複数のイベントを関連付ける」を参照してください。