現在のビューの管理
フレーム ウィンドウは、その既定の動作の一環として、現在アクティブになっているビューを追跡します。 たとえば、分割ウィンドウのようにフレーム ウィンドウに複数のビューがあるときは、最後に使用されたビューを現在のビューとします。 アクティブなビューは、Windows のアクティブ ウィンドウにも、現在の入力フォーカスにも依存していません。
アクティブなビューが変わると、フレームワークは OnActivateView メンバー関数を呼び出して、現在のビューに変更を通知します。 ビューが、アクティブになるか非アクティブになるかは、OnActivateView の bActivate パラメーターでわかります。 既定では、OnActivateView は、アクティブになると、現在のビューにフォーカスを設定します。 ビューが非アクティブになるときまたは再度アクティブになるときに特別の処理を行うには、OnActivateView をオーバーライドします。 たとえば、アクティブなビューをアクティブでないビューと区別するために、特別なアイテムを表示できます。
フレーム ウィンドウは、「コマンドの振り分け (ルーティング)」で説明したとおりに、標準のコマンド転送の一部として、現在のビュー、つまりアクティブなビューにコマンドを転送します。