CWnd::GetDlgItemInt

nID で識別されるコントロールのテキストを取得します。

UINT GetDlgItemInt(
   int nID,
   BOOL* lpTrans = NULL,
   BOOL bSigned = TRUE 
) const;

パラメーター

  • nID
    変換されるダイアログ ボックス コントロールの整数型の識別子を指定します。

  • lpTrans
    変換されたフラグを受け取る論理変数へのポインターです。

  • bSigned
    取得する値に符号を付けるかどうかを指定します。

戻り値

ダイアログ ボックス項目テキストの変換値を指定します。 0 は有効な戻り値なので、エラーを検出するには lpTrans を使用する必要があります。 符号付きの戻り値を得る場合は、int 型にキャストします。

変換された数値が INT_MAX (符号付き) または UINT_MAX (符号なし) よりも大きい場合、この関数は 0 を返します。

数字以外の文字を見つけたり、指定された最大値を越えたりするようなエラーが発生する場合、GetDlgItemInt 関数は lpTrans が示す位置に 0 をコピーします。 エラーが発生しなかった場合は、lpTrans には 0 以外の値を設定します。 lpTrans が NULL の場合は、GetDlgItemInt 関数はエラーに対する警告を行いません。

解説

テキストの最初にある余分なスペースを削除し、10 進数を変換して、特定のダイアログ ボックスにある指定されたコントロールのテキストを整数値に変換します。 テキストの最後に到達するか、数字以外の文字を見つけたときに変換を停止します。

bSigned が TRUE のとき、GetDlgItemInt 関数はテキストの最初のマイナス符号 (-) を判定し、テキストを符号付きの整数に変換します。 それ以外は、符号なしの値に変換します。

この関数は、コントロールに WM_GETTEXT メッセージを送ります。

必要条件

**ヘッダー:**afxwin.h

参照

参照

CWnd クラス

階層図

CWnd::GetDlgItemText

GetDlgItemInt

概念

CWnd のメンバー