方法 : データセットの変更をコミットする
レコードの更新、挿入、および削除によってデータセットのレコードを変更すると、データセットはレコードの元のバージョンおよび現在のバージョンを保持します。 さらに、各行の RowState プロパティは、レコードが元の状態にあるかどうか、つまりレコードへの更新、挿入、または削除が行われたかどうかを追跡します。 この情報は、行の特定のバージョンを見つける必要がある場合に役立ちます。 通常は、すべての変更されたレコードのサブセットを取得し、別のプロセスに送ります。 詳細については、「方法 : 変更された行を取得する」を参照してください。 変更された行をすべて処理した後で、DataSet、DataTable、または DataRow の AcceptChanges メソッドを呼び出すことにより変更をコミットできます。 AcceptChanges メソッドは、TableAdapter またはデータ アダプターの Update メソッドを呼び出すと自動的に呼び出されます。 変更をデータベースに送信した後で、AcceptChanges を呼び出します。
DataSet の AcceptChanges を呼び出した時点でまだ編集モードにあった DataRow オブジェクトは、正常に編集を終了します。 各DataRow のRowState プロパティも変わります。Added 行と Modified 行は Unchanged になり、Deleted 行は削除されます。
DataSet に ForeignKeyConstraint オブジェクトが含まれる場合、AcceptChanges メソッドを呼び出すと、AcceptRejectRule が適用されます。
データセットの変更をコミットするには
DataSet、DataTable、または DataRow のいずれかに対して AcceptChanges メソッドを呼び出し、これらのオブジェクトの変更をコミットします。
AcceptChanges メソッドを呼び出し、データ ソースの更新後に Customers テーブルの変更をコミットする方法を次の例に示します。
NorthwindDataSet1.Customers.AcceptChanges()northwindDataSet1.Customers.AcceptChanges();