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一般的な開発タスクの実行

それぞれの開発タスクで、いくつかの一般的な手順を実行します。 これらのタスクは、チームで使用するプロセスに応じて異なる順序で実行される場合があります。 たとえば、コードを変更する前にテストを定義することがあります。

コーディング タスクを特定し、ローカルの開発コンピューターをソース コード用の正しいバージョンに更新した後で、コードに必要な変更を加えることができます。 ただし、通常は変更したコードをテストする必要があるため、コードの変更は一連の手順の最初の手順になります。

アプリケーションの動作を検証した後で、コードを分析して、テストでは見つからなかった設計上の一般的な問題を探すことができます。

アプリケーションが正しく動作していても、パフォーマンスの目標を達成できなくなった場合は、プロファイラー データを収集します。 そのデータを分析すると、パフォーマンスが低下する理由を診断できます。

Visual Studio 2010 の機能を使用することにより、これらの開発タスクの実行に関連するリスクとコストを減らすことができます。 たとえば、コードの変更に対するテストの影響を把握してから、それをバージョン コントロールにチェックインできます。

一般的なタスク

次の表に、このシナリオをサポートする一般的なタスクの説明と、それらのタスクを正常に完了する方法の詳細へのリンクを示します。

タスク

関連する参照先

実行する作業の特定: 通常、作業は、実行する必要のある 1 つ以上のコーディング タスク、または解決する必要のある 1 つ以上のバグで構成されています。 作業項目トラッキング データベースから割り当てられた、最も優先度の高い項目を取得します。 現在の反復処理の全体的なスケジュールを確認し、予定したタイム フレーム内でタスクを完了できるかどうかを検証する場合もあります。 また、タスクに対する他のチーム メンバーの依存度を確認して、進行が阻害されるのを防止する必要があります。 チームに専任のテスト担当者がいる場合は、対象の機能領域を担当するテスト担当者と作業について検討し、テスト担当者が必要なテスト計画の立案を開始できるようにする必要があります。

開発環境の準備: 実行する必要のある作業を特定した後、必要なソース コードを作成できるように、開発環境の更新が必要になることがあります。 リリース済みのバージョンまたは配置済みのバージョンのアプリケーションのバグを修正する場合は、環境を更新して、最新のバージョンではなくソースの特定のバージョンを用意することがあります。 データベースを操作する場合、ローカルの開発サーバーを構成することもできます。

コード障害の原因の特定: 多くの場合、バグを修正する必要があるときに実行する最初の手順は、デバッガーを使用して問題の原因を特定することです。 問題が最近報告された場合、エラーが含まれるソース ファイルの履歴データをチェックして、問題が発生した時点、および問題を報告した人を判断します。 状況によっては、元の変更をロールバックして、別のコード変更を検討する必要があります。

コードの変更: 必要となる変更を特定して 1 つ以上のコードを変更し、それらの変更をテストして、その変更がチームのコーディング規則を満たすことを検証します。

コードに発生する可能性のある品質、パフォーマンス、およびその他の問題の特定: Visual Studio Premium を使用してコードを分析し、設計上の一般的な問題を見つけることができます。 コードのピア レビューを実行して、ツールでは検出されなくても発生する可能性のある問題を特定する必要があります。

コードのパフォーマンスの問題の分析: アプリケーションで主要なシナリオを実行してプロファイル データを収集すると、そのデータを分析してパフォーマンスの問題を診断できます。

作業の完了: コードを変更する準備ができたら、それらを 1 人以上の同僚と確認し、最終的なフル ビルドを実行して、チェックイン テストを実行します。 変更をチェックインしてマージ競合を解決した後、関連するすべてのタスク、バグ、およびその他の作業項目を解決します。

優先する作業: コードを変更しているときに、同じ一連のファイルに影響を与える可能性のあるバグの修正を、変更作業より優先する必要がある場合は、変更内容をシェルブセットに保存できます。 他の作業が完了した後、シェルブセットを取得して停止した位置から再開できます。

関連するシナリオ

  • 既存のアーキテクチャと設計の確認
    多くの場合、実行する必要がある開発作業中に、既存のアプリケーションを変更する必要があります。 作業を開始する前に、既存のアプリケーションのアーキテクチャと設計を確認して、変更が必要な箇所について十分に理解しておくことをお勧めします。

  • 開発環境の設定
    コードを作成または変更する前に、適切なソース コードを使用して開発環境およびテスト環境を設定する必要があります。 データベースを使用している場合は、そのデータベースのオフライン形式へのアクセス権も必要です。

  • 開発スケジュールと作業の管理
    通常、必要な変更はタスク、バグ、または別の作業項目で定義されます。 これらのタスク、バグ、および作業項目をすべて使用して、開発スケジュールを作成および管理できます。