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変更セットがマージされた場所と時間の表示

コード ベースの分岐は、同時開発作業を分離してスナップショットを取得するときに役立ちます。 しかし、チーム メンバーが分岐されたコード ベースで作業をしているとき、どの分岐で特定の変更のセットを受信したか、そのような変更がいつマージされたかなどの情報を検索することが困難になる場合があります。

たとえば、チーム (Feature Team B) が、あるコードが依存している一部のコードのバグの修正を待機しているとします。 そのバグが修正されたという電子メール メッセージを受信しても、自分の分岐からのビルドではそのバグがまた生成される可能性があります。

[変更セットのトラッキング] ウィンドウを開くと、変更のセットを受信した分岐と受信していない分岐を判別できます。 たとえば、次の図は、[変更セットのトラッキング] ウィンドウに、変更セット 38 が Dev 分岐から子分岐にマージされ、その後、他の 2 つの分岐にベースレス マージされたことを示しています。

変更セットがマージされた分岐が表示された [変更セットのトラッキング] ウィンドウ

[変更セットのトラッキング] ウィンドウ

必要なアクセス許可

これらの手順を実行するには、作業対象の分岐に対する [読み取り] アクセス許可が [許可] に設定されている必要があります。 アクセス許可の詳細については、「Team Foundation Server のアクセス許可」を参照してください。

[変更セットのトラッキング] ウィンドウの表示

重要

これらの手順は分岐では実行できますが、フォルダーでは実行できません。

分岐とフォルダー

分岐の方法の詳細については、「フォルダーおよびファイルの分岐」を参照してください。

分岐またはファイルの [履歴] ウィンドウから [変更セットのトラッキング] ウィンドウを表示するには

  1. ソース管理エクスプローラーで、分岐に含まれる分岐、フォルダー、またはファイルをクリックします。

  2. [ファイル] メニューをクリックし、[ソース管理] をポイントして [履歴の表示] をクリックします。

  3. [履歴] ウィンドウで、表示する変更セットを右クリックし、[変更セットのトラッキング] をクリックします。

    [分岐の選択] ダイアログ ボックスが表示されます。

  4. (省略可能) [分岐] ボックスで、表示または非表示にする分岐のチェック ボックスをオンまたはオフにします。

    チェック ボックスをオンまたはオフにすると、ダイアログ ボックスの右側にその設定内容に応じたプレビューが表示されます。

  5. (省略可能) チームに多数の分岐がある場合、プレビューの上のボタンをクリックすると、より簡単に表示する分岐を選択できます。

    それぞれのボタンの上にポインターを移動すると、そのボタンの動作に関する情報が表示されます。

  6. [視覚化] をクリックします。

変更セットにリンクされた作業項目から [変更セットのトラッキング] ウィンドウを表示するには

  1. 1 つまたは複数の変更セットにリンクされた作業項目を開いて、[作業項目のトラック] ボタン ([作業項目のトラック] をクリックします。

    [分岐の選択] ダイアログ ボックスが表示されます。

  2. (省略可能) [分岐] ボックスで、表示または非表示にする分岐のチェック ボックスをオンまたはオフにします。

    チェック ボックスをオンまたはオフにすると、ダイアログ ボックスの右側にその設定内容に応じたプレビューが表示されます。

  3. (省略可能) チームに多数の分岐がある場合、プレビューの上のボタンをクリックすると、より簡単に表示する分岐を選択できます。

    それぞれのボタンの上にポインターを移動すると、そのボタンの動作に関する情報が表示されます。

  4. [視覚化] をクリックします。

[変更セットのトラッキング] ウィンドウの概要

  • DinnerNow チーム プロジェクトの変更セットの例を次の図に示します。

[変更セットのトラッキング] ウィンドウの要素

[変更セットのトラッキング] ウィンドウ

この例は、[変更セットのトラッキング] ウィンドウによって次の情報を視覚化する方法を示します。

  • 変更セットがマージされた分岐 (緑色で表示)。そのマージを実装した変更セットの番号も含まれます。

    ヒント

    これらの分岐の 1 つをクリックすると (たとえば、前の例では Version2)、その変更セットがその分岐に到達するまでに必要としたすべてのマージが強調表示されます。

  • マージが標準マージ (実線) か、またはベースレス マージ (破線) か。

  • ある分岐が変更セットの一部の (すべてではない) 変更を受信した場合、その分岐はパターンで塗りつぶされ、その分岐内の変更セットの番号の後ろにアスタリスクが付加されます。 たとえば、前の図では、変更セット 38 の一部の変更のみが Test 分岐にマージされています。

  • 変更セットがマージされなかった分岐 (明るい青色で表示)。

タイムライン ビューへの切り替え

タイムライン ビューに切り替えると、変更セットが 1 つまたは複数の分岐にいつマージされたかに関する情報が表示されます。 このビューには、それぞれのマージのソースとターゲットのほかに、そのマージがいつ発生したかも表示されます。

必要なアクセス許可

これらの手順を実行するには、[分岐オブジェクトの管理] のアクセス許可が [許可] に設定されている必要があります。 アクセス許可の詳細については、「Team Foundation Server のアクセス許可」を参照してください。

変更セットのタイムライン ビューを表示するには

  • [変更セットのトラッキング] ウィンドウまたは [作業項目のトラッキング] ウィンドウを開いて、[タイムラインのトラッキング] ボタン ([タイムラインのトラッキング]) をクリックします。

例: タイムライン ビューの使用

前の図は、2 つのベースレス マージと 1 つの標準マージが発生したことを示しています。 [タイムラインのトラッキング] ボタン ([タイムラインのトラッキング]) をクリックすると、[変更セットのトラッキング] ウィンドウはマージの順序を表示するビューに切り替わります。

詳細な時系列のデータが表示されたタイムライン ビュー

タイムライン ビューの [変更セットのトラッキング] ウィンドウ

変更セットを受信した分岐が、ビューの最上位に表示されます。 前の例では、Version1 分岐をクリックすると、そのマージが発生した日付と時刻が表示されます。

変更セットがマージされない分岐 (たとえば、前の図では FeatureB と Main) は、ビューの一番下に白色で表示されます。

ドラッグ アンド ドロップ操作による分岐のマージ

ドラッグ アンド ドロップ機能を使用すると、変更セットや分岐を別の分岐とマージできます。 詳細については、「フォルダーおよびファイルのマージ」を参照してください。