作業項目クエリを使用した Microsoft Excel でのレポートの作成

フラット リスト作業項目クエリで指定したフィルター条件に基づいて現在の状態と履歴データを表示する、複数の Microsoft Excel レポートを生成できます。 これは、選択した基準に従って作業項目の配分を表示したり、過去数週間の傾向を表示したりする場合に便利です。 また、この方法を使用すると、他のレポート ビューをサポートするようにカスタマイズできるピボットテーブル レポートおよびピボットグラフ レポートをすばやく効果的に生成できます。

クエリから Excel レポートを作成するときは、クエリのフィルター処理に使用する変数と選択した条件に基づいて生成するレポートを選択できます。 これらの方法を使用して、次の種類のレポートを生成できます。

  • 現在のレポート: 作業項目クエリで指定したフィルター条件に従って作業項目の数を示す円グラフ。

  • 傾向レポート: 作業項目クエリで指定したフィルター条件に従って、過去 6 週間の作業項目の配分を示す折れ線グラフ。 日付範囲は、レポートの生成後に簡単に変更できます。

各レポートには複数のワークシートが含まれ、それらの各ワークシートに、SQL Server Analysis Services キューブのデータを使用したピボットテーブル レポートおよびピボットグラフ レポートが表示されます。

このトピックの内容

  • チーム エクスプローラーでの作業項目クエリからの Excel レポートの生成

  • Excel を使用したクエリ ベースのレポートの生成

必要なアクセス許可

キューブに接続する Excel レポートを作成または変更するには、Analysis Services の TfsWarehouseDataReader セキュリティ ロールのメンバーである必要があります。 詳細については、「Visual Studio ALM 用データ ウェアハウスのデータベースへのアクセスの許可」を参照してください。

また、空のピボットテーブル レポートを生成するには、チーム プロジェクトの SharePoint 製品に対する [貢献者] アクセス許可が割り当てられているグループに属している必要があります。 詳細については、「アクセス許可の管理」を参照してください。

チーム エクスプローラーでの作業項目クエリからの Excel レポートの生成

チーム エクスプローラーで作業項目クエリから Excel レポートを生成するには

  1. チーム エクスプローラーで、レポートに含める作業項目が含まれているフラット リスト作業項目クエリを作成または開きます。

  2. レポートに含めるデータのフィルター条件を指定します。

    詳細については、「作業項目の一覧表示 (既定の単純なリスト)」を参照してください。

    注意

    ダイレクト リンク ビュー クエリまたはツリー ビュー クエリからレポートを作成することはできません。

  3. クエリ結果リストで、Office で開く ([Microsoft Office で開く]) をクリックし、Office Excel で開く ([Microsoft Excel でレポートを作成]) をクリックします。

    Office Excel が開き、[新しい作業項目レポート] ダイアログ ボックスが表示されます。

    初期の [新しい作業項目レポート] ダイアログ ボックス

  4. [現在のレポート][傾向レポート] を展開し、さらにそれらの各ノードの下にあるノードを展開して、生成するレポートのチェック ボックスをオンにします。

    展開された [新しい作業項目レポート] ダイアログ ボックス

  5. [完了] をクリックします。

    一連のレポートが生成されます。 作成するレポートの数とそれらのレポートに含まれるデータの量によっては、この手順が完了するまでに数分かかる場合があります。

    最初のワークシートに、生成されたレポートの概要と、各レポートへのハイパーリンクが表示されます。

  6. 各レポートを表示するには、それぞれのワークシートのタブをクリックします。

    レポートをカスタマイズする方法については、「How to: Edit Reports in Microsoft Excel (方法: Microsoft Excel でレポートを編集する)」を参照してください。

  7. (省略可能) Excel ブックを保存します。

  8. (省略可能) Excel ブックをチーム プロジェクト ポータルにアップロードします。

    詳細については、「Visual Studio ALM 用 Excel レポートのチーム プロジェクト ポータルへのアップロードと更新」を参照してください。

Excel を使用したクエリ ベースのレポートの生成

Excel を使用してクエリ ベースのレポートを生成するには

  1. Office Excel でブックを作成し、[チーム] タブをクリックします。

  2. [レポート] グループの [新しいレポート] をクリックします。

    [チーム プロジェクトへ接続] ダイアログ ボックスが表示されます。

  3. [Team Foundation Server の選択] ボックスで、作業項目を取得するチーム プロジェクトを含むサーバーの名前をクリックします。

    一覧にサーバーが表示されない場合は、次の手順を実行します。

    1. [サーバー] をクリックし、[追加] をクリックします。

    2. [Team Foundation Server 名] ボックスに、接続するサーバー名を入力します。

    3. Team Foundation Server が、既定 (8080) 以外のポート番号を使用してクライアント プログラムと通信する場合は、[ポート番号] ボックスに適切なポート番号を入力し、[OK] をクリックします。

    4. [閉じる] をクリックします。

  4. [チーム プロジェクト コレクション] で、チーム プロジェクトをホストするコレクションの名前をクリックします。

  5. [チーム プロジェクト] ボックスで、目的の作業項目を含むチーム プロジェクトの名前をクリックし、[OK] をクリックします。

    これで、ワークシートまたはプロジェクト計画が、指定したサーバーのチーム プロジェクトに接続されます。

  6. [新しい作業項目レポート] ダイアログ ボックスで、レポートの生成に使用するフラット リスト作業項目クエリを選択します。

    注意

    ダイレクト リンク ビュー クエリまたはツリー ビュー クエリからレポートを作成することはできません。

  7. [現在のレポート][傾向レポート] を展開し、さらにそれらの各ノードの下にあるノードを展開して、生成するレポートのチェック ボックスをオンにします。

  8. [完了] をクリックします。

    一連のレポートが生成されます。 生成するレポートの数とそれらに含まれるデータによっては、この手順が完了するまでに数分かかる場合があります。

    最初のワークシートに、生成されたレポートの概要と、各レポートへのハイパーリンクが表示されます。

  9. 各レポートを表示するには、それぞれのワークシートのタブをクリックします。

    レポートをカスタマイズする方法については、「How to: Edit Reports in Microsoft Excel (方法: Microsoft Excel でレポートを編集する)」を参照してください。

  10. (省略可能) Excel ファイルを保存します。

  11. (省略可能) Excel ファイルをチーム プロジェクト ポータルにアップロードします。

    詳細については、「Visual Studio ALM 用 Excel レポートのチーム プロジェクト ポータルへのアップロードと更新」を参照してください。

参照

処理手順

作業項目の一覧表示 (既定の単純なリスト)

その他の技術情報

Visual Studio ALM 用 Excel レポートの作成と管理