Visual Studio のインストール

  • [アーティクル]

更新 : 2010 年 6 月

Visual Studio は、インストール メディア (DVD など) を使用するか、製品の Web サイトからダウンロードすることによってインストールできます。

このドキュメントでは、次のインストールに関する情報について説明します。

  • Visual Studio のインストール

  • インストールに関する問題のトラブルシューティング

  • 企業内ネットワーク配置

  • Visual Studio のインストール後の作業

    • Visual Studio の登録

    • Visual Studio の修復

    • オプション コンポーネントのインストール

    • サービス リリースと製品の更新プログラムのチェック

    • Visual Studio のアンインストール

  • 関連トピック

Visual Studio のインストール

Visual Studio をインストールするには、管理者の資格情報が必要です。 ただし、インストール後に Visual Studio を使用する場合にはこれらの資格情報は不要です。

旧バージョンの Visual Studio がコンピューターにインストールされている場合は、複数のバージョンを実行する方法を確認します。 詳細については、「複数バージョンの Visual Studio のインストール」および「インストールされている .NET Framework バージョンの確認」を参照してください。

インストール メディアを使用したインストール

Visual Studio インストール メディアのルート ディレクトリにある Setup.exe を実行して、Visual Studio のインストールを開始します。

製品の Web サイトからのダウンロードによるインストール

MSDN Web サイトの Visual Studio ダウンロードに移動し、ダウンロードする Edition を選択して、Visual Studio のインストールを開始します。

仮想化環境での Visual Studio のインストール

Windows Server 2008 または Windows Server 2008 R2 を実行しているコンピューターで、Hyper-V が有効であり、アクセラレータ機能を使用するグラフィックス アダプターが搭載されている場合、Hyper-V、CPU 機能、およびアクセラレータ機能を使用するグラフィックス アダプターとの対話によってシステムの速度が低下する場合があります (KB 961661 を参照)。 この問題は、テスト用に Hyper-V を使用しながら、グラフィック性に優れた Visual Studio 2010 環境を使用するユーザーに影響を与える可能性があります。 このような速度低下を回避するには、システムを次のように再構成してください。

  • Windows Server 2008 では、アクセラレータ機能を使用しないグラフィックス カード、基本的なグラフィックス ドライバー (VGA.sys)、または XP ベースのグラフィックス ドライバーを使用できます。 これらのいずれかの回避策によって、グラフィックスのパフォーマンスが低下したり、使用できる機能が少なくなります (たとえば、マルチモニターがサポートされなくなります)。

  • Windows Server 2008 R2 では、Windows Server 2008 と同じ回避策のいずれかを使用できます。または、システムで "Nested Page Tables" (AMD)、"Rapid Virtualization Indexing" (AMD)、または "Extended Page Tables" (Intel) の機能がサポートされているかどうかを確認します。 この機能は、AMD Phenom プロセッサと Opteron プロセッサ、および Intel Nehalem プロセッサ (Core i7 シリーズ、Xeon 5500 シリーズ) で使用できます。 このプロセッサの機能によって、システムの速度を低下させることなく、グラフィックスのパフォーマンスと機能を完全な状態で使用できるため、これらの機能を使用する回避策をお勧めします。

コマンド ライン パラメーターの使用

次の表に、セットアップを実行する場合に利用できるコマンド ライン パラメーターの一覧を示します。

パラメーター

説明

/?

コマンド ライン パラメーターを表示します。

/q

ユーザー インターフェイス (UI) の表示を抑制します。

/remove

Visual Studio をアンインストールします。

/f

インストール済みの Visual Studio コンポーネントを修復します。

/full

すべての機能をインストールします (Quiet モードのみで機能します)。

/norestart

再起動しません。 インストール中またはインストール後にインストーラーによってコンピューターが再起動されないようにします。 再起動が必要な場合は、セットアップが 3010 を返します。

/CreateUnattend filename.ini

無人インストールを実行するための <ファイル名>.ini という名前の設定ファイルを作成します。

/UnattendFile filename.ini

<ファイル名>.ini の設定を使用して無人モードで実行します。

/NoEventLog

イベント ログをオフにします。

/NoErrorLog

エラー ログをオフにします。

/CreateTransform="filename.mst"

インストールを構成し、その構成を変換ファイルに保存します。

インストールに関する問題のトラブルシューティング

発生する可能性のあるインストールの問題点の詳細については、「セットアップとインストールのエラーに関する追加情報」を参照してください。

企業内ネットワーク配置

ネットワーク経由で Visual Studio を配置する方法については、「Visual Studio 管理者ガイド」を参照してください。

Visual Studio のインストール後の作業

Visual Studio のいずれかのエディションをインストールした後、その製品を登録し、更新プログラムの有無をチェックすることをお勧めします。

Visual Studio の登録

Visual Studio を登録するには

  • [ヘルプ] メニューの [製品の登録] をクリックします。

    注意

    登録するには、Microsoft Passport Network 資格情報 (Microsoft Passport Network の電子メール アドレスとパスワード) および製品 ID (PID: Product Identification Number) が必要です。 PID は、[ヘルプ] メニューの [バージョン情報] ダイアログ ボックスに表示されます。

  • または、製品に付属の登録はがきを使用します。

Visual Studio の修復

Windows XP 以前のバージョンで Visual Studio を修復するには

  1. [コントロール パネル] の [プログラムの追加と削除] ページで、修復する製品のエディションを選択し、[変更と削除] をクリックします。

  2. セットアップ ウィザードの [次へ] をクリックします。

  3. [修復または再インストール] をクリックします。

Windows Vista で Visual Studio を修復するには

  1. [コントロール パネル] の [プログラムと機能] ページで、修復する製品のエディションを選択し、[アンインストールと変更] をクリックします。

  2. セットアップ ウィザードの [修復または再インストール] をクリックし、[次へ] をクリックします。

  3. 残りの指示に従います。

オプション コンポーネントのインストール

Windows 7 または Vista でオプション コンポーネントをインストールするには

  1. [コントロール パネル] の [プログラムと機能] ページで、追加する製品のエディションを選択し、[アンインストールと変更] をクリックします。

  2. セットアップ ウィザードで、[任意の製品の追加] を選択し、[次へ] をクリックします。

  3. インストールするコンポーネントを選択し、[次へ] をクリックします。

  4. 残りの指示に従います。

Windows XP 以前でオプション コンポーネントをインストールするには

  1. [コントロール パネル] の [プログラムの追加と削除] ページで、追加する製品のエディションを選択し、[変更と削除] をクリックします。

  2. セットアップ ウィザードの [次へ] をクリックします。

  3. [機能の追加と削除] をクリックします。

  4. [インストールする機能] ボックスの一覧でインストールする項目を選択し、[更新] をクリックします。

サービス リリースと製品の更新プログラムのチェック

サービス リリースの有無をチェックするには

  • [ヘルプ] メニューの [最新版の有無をチェック] をクリックします。

    これによって Microsoft Update の Web サイトが開き、ダウンロードできるサービス リリースがあるかどうかを確認できます。

    注意

    Internet Explorer の [インターネット オプション] ダイアログ ボックスで [セキュリティ] と [プライバシー] の設定を変更した場合、更新プログラムの有無をチェックしようとしたときにエラー メッセージが表示されることがあります。 [セキュリティ] と [プライバシー] の設定を既定値にリセットしてから、更新プログラムをチェックし直してください。

その他の更新プログラムの有無をチェックするには

  1. Visual Studio の「リリース済みのソフトウェア更新プログラム」の Web サイトにアクセスします。

  2. 使用しているバージョンで利用可能な更新プログラムを参照します。

Visual Studio のアンインストール

Visual Studio をアンインストールするには

  • Visual Studio をアンインストールするには、Microsoft Visual Studio 2010 アンインストール ユーティリティ をダウンロードして実行します。 これにより、既定では Visual Studio とサポート コンポーネントが削除されますが、コンピューター上で他のアプリケーションと共有されているコンポーネントは削除されません。 共有されているコンポーネントも削除する場合は、/full を指定してアンインストール ユーティリティを実行します。 .NET Framework 4 も削除する場合は、netfx スイッチを指定します。

    ヒント

    共有されているコンポーネントまたは .NET Framework 4 をアンインストールすると、以前のバージョンの Visual Studio 、または に依存する他のアプリケーションが正常に動作しなくなる可能性があります。

アンインストール ユーティリティを使用しても Visual Studio をアンインストールできない場合は、Visual Studio を削除してから関連するコンポーネントを削除することで、手動でアンインストールを行うことができます。

Visual Studio を手動でアンインストールするには

  1. [コントロール パネル] で、プログラムをアンインストールするユーティリティを開きます。たとえば、Windows 7 の場合は [プログラムのアンインストール] を開きます。

  2. Visual Studio 2010 製品のすべてのインスタンスを削除します。

  3. サポート製品を次の順番ですべてアンインストールします。 英語以外のバージョンをインストールした場合は、一覧の製品の一部について言語パックも削除する必要があります。 一覧にある最後のパッケージを削除するまでリブートする必要はありません。

    1. Microsoft Visual Studio 2010 ADO.NET Entity Framework Tools

    2. Microsoft SQL Server 2008 R2 Transact-SQL 言語サービス

    3. Microsoft SQL Server 2008 R2 データ層アプリケーション プロジェクト

    4. Microsoft SQL Server 2008 R2 データ層アプリケーション フレームワーク

    5. Microsoft Sync Framework SDK v1.0 SP1

    6. Microsoft Sync Framework Services v1.0 SP1

    7. Microsoft Sync Framework Runtime v1.0 SP1

    8. Microsoft Silverlight 3 SDK

    9. Microsoft ASP.NET MVC 2

    10. Microsoft ASP.NET MVC 2 - Visual Studio 2010 Tools

    11. Microsoft .NET Framework 4 Multi-Targeting Pack

    12. Microsoft TFS オブジェクト モデル

    13. Microsoft Visual F# 2.0 ランタイム

    14. Microsoft Visual Studio x64 の必須コンポーネント

関連トピック

タイトル

説明

複数バージョンの Visual Studio のインストール

同じコンピューターに複数バージョンの Visual Studio をインストールする方法について説明します。

方法: Visual Studio Image Library をインストールする

Visual Studio アプリケーションで使用できるグラフィックスをインストールする方法について説明します。

Visual Studio 管理者ガイド

Visual Studio の配置オプションについて説明します。

複数言語バージョンの Visual Studio のインストール

別の言語バージョンの Visual Studio をインストールする方法について説明します。

セットアップとインストールのエラーに関する追加情報

セットアップまたはインストールのエラーが発生した場合にヘルプを表示する方法について説明します。

方法: 評価版の Visual Studio からアップグレードする

評価版から Visual Studio 2010 のフル ライセンス版にアップグレードする方法について説明します。

方法: Visual Studio プロダクト キーを検索する

インストールしている Visual Studio のプロダクト キーを調べる方法について説明します。

Visual Studio の概要

Visual Studio を効果的に使用する方法を説明するドキュメントへのリンクです。

Visual Studio の各バージョンで使用可能な機能

Visual Studio Professional の各バージョンでサポートされている特定の機能を示します。

履歴の変更

日付

履歴

理由

2010 年 6 月

アンインストール手順を追加。

コンテンツ バグ修正