MailboxProcessor.TryScan<'Msg,'T> メソッド (F#)

更新 : 2010 年 9 月

指定された関数が Some 値を返すまで、到着順にメッセージを検索して、メッセージをスキャンします。 他のメッセージはキューに残ります。

名前空間/モジュール パス: Microsoft.FSharp.Control

アセンブリ: FSharp.Core (FSharp.Core.dll 内)

// Signature:
member this.TryScan : ('Msg -> Async<'T> option) * ?int -> Async<'T option>

// Usage:
mailboxProcessor.TryScan (scanner)
mailboxProcessor.TryScan (scanner, timeout = timeout)

パラメーター

  • scanner
    型: 'Msg -> Async<'T> option

    メッセージをスキップする場合は None、メッセージを処理してキューから削除する場合は Some を返す関数。

  • timeout
    型: int

    オプションのタイムアウト (ミリ秒単位)。 既定値は Infinite() に対応する -1 です。

戻り値

既読メッセージ以外から scanner が構築した非同期計算 (Async オブジェクト)。

解説

タイムアウトを指定した場合、そのタイムアウトを超えると None が返されます。 このメソッドは、エージェントの本体の内部で使用されます。 同時にアクティブにできるリーダーはエージェントごとに最大 1 つであるため、ReceiveTryReceiveScanTryScan の呼び出しは一度に 1 つしかアクティブにできません。 scanner 関数の本体は実行中にロックされますが、ロックは非同期ワークフローの実行前に解放されます。

プラットフォーム

Windows 7、Windows Vista SP2、Windows XP SP3、Windows XP x64 SP2、Windows Server 2008 R2、Windows Server 2008 SP2、Windows Server 2003 SP2

バージョン情報

F# ランタイム

サポート対象: 2.0、4.0

Silverlight

サポート: 3

参照

その他の技術情報

Control.MailboxProcessor<'Msg> クラス (F#)

Microsoft.FSharp.Control 名前空間 (F#)

履歴の変更

日付

履歴

理由

2010 年 9 月

マルチスレッドの動作を明記。

情報の拡充

2011 年 4 月

タイムアウトの動作を明記。

コンテンツ バグ修正