LocalVersions コマンド
ワークスペース内の 1 つ以上の項目のバージョンを表示します。
必要なアクセス許可
localversions コマンドを使用するには、ワークスペースに対する使用アクセス許可が必要です。 詳細については、「Team Foundation Server のアクセス許可」を参照してください。
tf localversions ItemSpec
[/recursive] [/format:brief|detailed]
[/workspace:WorkspaceName[;WorkspaceOwner]] [/collection:TeamProjectCollectionUrl]
パラメーター
引数 |
説明 |
---|---|
Itemspec |
バージョン番号を表示するファイルまたはファイルを含むフォルダーを指定します。 ローカル ファイルまたはフォルダーのみ指定できます。 たとえば、c:\project1\binder.cs は有効ですが、$/project1/binder.cs は指定できません。
メモ
複数の Itemspec 引数を指定できます。
|
WorkSpaceName |
この引数と /workspace オプションを使用して、現在のディレクトリに割り当てられているワークスペース以外のワークスペースを指定します。 |
WorkSpaceOwner |
パブリック ワークスペースを指定する場合は、この引数と WorkSpaceName 引数を使用します。 |
TeamProjectCollectionUrl |
バージョンを表示する 1 つ以上の項目を含むチーム プロジェクト コレクションの URL (http://myserver:8080/tfs/DefaultCollection など)。 |
オプション |
説明 |
---|---|
/format |
このコマンドから返されるデータの表示を制御するには、次のオプションのいずれかを指定します。
|
/recursive |
サブフォルダー内の項目も操作対象にする場合は、このオプションを指定します。 |
/workspace |
現在のディレクトリに割り当てられているワークスペース以外のワークスペースに含まれる項目のバージョンに関するデータを表示するには、このオプションを指定します。 |
/collection |
チーム プロジェクト コレクションを指定します。 |
解説
ファイルを取得またはチェックアウトすると、通常は最新のバージョンがダウンロードされます。 ただし、ワークスペース内の一部のファイルが古いバージョンである可能性があります。
たとえば、数週間の間、いくつかのファイルをチェックアウトし、作業をチェックインしていないとします。 その間に、チームの他の人が同じファイルに変更をチェックインしている可能性があります。 この場合、ワークスペース内のこれらのファイルのバージョンは、Team Foundation バージョン管理のサーバーの現在のバージョンよりも古くなっています。 localversions コマンドを使用すると、ワークスペース内のこれらのファイルのバージョンに関する情報を取得できます。
Team Foundation バージョン管理のサーバーとそれに割り当てられているすべてのワークスペース内の項目の追加情報を提供する、他の Team Foundation コマンドについては、「情報提供用コマンド」を参照してください。
tf コマンド ライン ユーティリティの見つけ方と使い方の詳細については、「Tf コマンド ライン ユーティリティのコマンド」を参照してください。
例
次の例では、c:\workspaces\FeatureA\catalog\controller フォルダーに割り当てられているワークスペース内の ControllerBase.cs ファイルのバージョンを示します。
c:\workspaces\FeatureA\catalog\controller>tf localversions ControllerBase.cs
次の例では、c:\workspaces\FeatureA\catalog\ フォルダーに割り当てられているワークスペース内のすべてのファイル (サブフォルダー内のファイルも含む) のバージョンを表示します。 /format:detailed オプションが指定されているため、各ファイルは完全パスで表示されます。
c:\workspaces\FeatureA\catalog\>tf localversions . /recursive /format:detailed