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Boolean データ

文字列型および数値型では、ほぼ無限とも言える種類の値を利用できるのに対し、JScript の Boolean 型で使用できる数値は 2 種類だけです。 リテラルの true および false です。 Boolean 値は、条件の有効性 (条件が truefalse か) を表します。

Boolean 値の使用

制御構造では、リテラルの Boolean 値 (true または false) を条件ステートメントとして使用できます。 たとえば、while ステートメントの条件に true を使用して無限ループを作成できます。

var s1 : String = "Sam W.";
var s2 : String = "";
while (true) {
   if(s2.Length<s1.Length)
      s2 = s2 + "*";
   else
      break;
}
print(s1);   // Prints Sam W.
print(s2);   // Prints ******

無限ループの終了条件をループの制御部分に移して、明示的に有限ループとすることもできます。 ただし、無限ループを使用することで、ループを簡単に記述できる場合もあります。

if...else ステートメントに Boolean リテラルを使用すると、簡単にステートメントを挿入したり、プログラム内の複数のステートメントのいずれかを選択したりできます。 この方法はプログラム開発では有効です。 ただし、if ステートメントを使用せずに直接ステートメントを挿入したり、コメントを使用してステートメントを挿入しないようにしたりする方がより効果的です。

詳細については、「JScript の条件構造」を参照してください。

参照

参照

true リテラル

false リテラル

boolean 型 (Visual Studio - JScript)

Boolean オブジェクト

概念

JScript の式

その他の技術情報

JScript のデータ

JScript の条件構造