_mm_maccd_epi16

更新 : 2011 年 3 月

Visual Studio 2010 SP1 が必要です。

Microsoft 固有の仕様 →

XOP 命令 vpmacswd を生成して、ソースに対して整数積和を実行します。

__m128i _mm_maccd_epi16 (
   __m128i src1,
   __m128i src2,
   __m128i src3
);

パラメーター

  • [入力] src1
    偶数のインデックスを持つワードに 4 個の 16 ビット符号付き整数を含む 128 ビットのパラメーター。

  • [入力] src2
    偶数のインデックスを持つワードに 4 個の 16 ビット符号付き整数を含む 128 ビットのパラメーター。

  • [入力] src3
    4 個の 32 ビット符号付き整数を含む 128 ビットのパラメーター。

戻り値

4 個の 32 ビット符号付き整数を含む 128 ビットの結果 r。

r[i] := src1[2*i] * src2[2*i] + src3[i];

必要条件

組み込み

アーキテクチャ

_mm_maccd_epi16

XOP

ヘッダー ファイル <intrin.h>

解説

src1 の偶数のインデックスを持つ各 16 ビット符号付き整数値と src2 の対応する 16 ビット符号付き整数値が乗算されます。その積の 32 ビット符号付き整数が src3 の対応する 32 ビット符号付き整数値に加算され、結果の 32 ビット符号付き整数がターゲットの対応する値として格納されます。 src1 および src2 の奇数のインデックスを持つ値は無視されます。

オーバーフローは無視されます。

vpmacswd 命令は、XOP ファミリの命令の一部です。 この組み込みを使用する前に、プロセッサでこの命令がサポートされていることを確認してください。 この命令に対するハードウェア サポートを確認するには、InfoType を 0x80000001 にして __cpuid 組み込みを呼び出し、CPUInfo[2] (ECX) のビット 11 をチェックします。 このビットは、命令がサポートされている場合は 1 になり、サポートされていない場合は 0 になります。

使用例

#include <stdio.h>
#include <intrin.h>
int main()
{
    __m128i a, b, c, d;
    int i;
    for (i = 0; i < 8; i++) {
        a.m128i_i16[i] = 30000;
        b.m128i_i16[i] = 8000*(i-4);
    }
    for (i = 0; i < 4; i++) {
        c.m128i_i32[i] = 1300000000*i - 2000000000;
    }
    d = _mm_maccd_epi16(a, b, c);
    for (i = 0; i < 4; i++) printf_s(" %d", d.m128i_i32[i]);
    printf_s("\n");
}
  

参照

参照

__cpuid, __cpuidex

その他の技術情報

_mm_maccsd_epi16

_mm_macc_epi16

_mm_maccs_epi16

Visual Studio 2010 SP1 用に追加された XOP 組み込み

履歴の変更

日付

履歴

理由

2011 年 3 月

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