COlePropertiesDialog クラス
Windows に共通の [OLE プロジェクト プロパティ] ダイアログ ボックスをカプセル化します。
class COlePropertiesDialog : public COleDialog
解説
OLE の [オブジェクト プロパティ] コモン ダイアログ ボックスは、Windows 標準と一貫した手法で OLE ドキュメント アイテムのプロパティを表示、変更するための簡単な手段を提供します。 これらのプロパティには、ドキュメント アイテムが表すファイルの情報、アイコンの表示やイメージのスケーリングのためのオプション、(アイテムがリンクされていれば) アイテムのリンクについての情報など、数多くの情報が含まれています。
COlePropertiesDialog オブジェクトを使うには、まず COlePropertiesDialog コンストラクターを使ってオブジェクトを作成します。 ダイアログ オブジェクトを構築した後は、ダイアログ ボックスを表示し、ユーザーがアイテムのプロパティを変更できるように DoModal メンバー関数を呼び出します。 DoModal 関数は、[OK] をクリックした (IDOK) か [キャンセル] をクリックした (IDCANCEL) かを返します。 [OK] と [キャンセル] に加え、[適用] ボタンがあります。 ユーザーが [適用] をクリックすると、ドキュメント アイテムのプロパティに対して行われた変更がアイテムに適用され、そのイメージが自動的に更新されます。ただし、ドキュメント アイテムはアクティブのままです。
m_psh データ メンバーは PROPSHEETHEADER 構造体へのポインターで、明示的にアクセスする必要はほとんどありません。 既定の [全般]、[表示]、[リンク] の各ページの後にプロパティ ページを追加する場合だけは例外で、明示的にアクセスする必要があります。 この場合、DoModal メンバー関数を呼び出す前に m_psh データ メンバーを変更して、独自のページを追加できます。
OLE ダイログ ボックスの詳細については、「OLE のダイアログ ボックス」を参照してください。
必要条件
**ヘッダー:**afxodlgs.h