IDataObjectImpl クラス
このクラスには、汎用データ転送をサポートして接続を管理するためのメソッドが用意されています。
template< class T >
class IDataObjectImpl
パラメーター
- T
IDataObjectImpl の派生クラス。
解説
IDataObject インターフェイスは、汎用データ転送をサポートするためのメソッドを提供します。 IDataObject は、FORMATETC、STGMEDIUM という 2 つの標準形式の構造体を使ってデータの取得と保存を行います。
また、IDataObject はシンクをアドバイズする接続を管理してデータ変更の通知を処理します。 クライアントがデータ オブジェクトからデータ変更の通知を受け取るには、クライアントがアドバイズ シンクと呼ばれるオブジェクトに IAdviseSink インターフェイスを実装する必要があります。 この後、クライアントが IDataObject::DAdvise を呼び出すと、データ オブジェクトとアドバイズ シンクとの間に接続が確立されます。
IDataObjectImpl クラスは、IDataObject の既定の実装を提供します。また、デバッグ ビルドの中でダンプ デバイスに情報を送って、IUnknown を実装します。
関連トピック ATL チュートリアル、ATL プロジェクトの作成
必要条件
**ヘッダー:**atlctl.h