方法 : データセットにグローバル クエリを追加する

グローバル クエリは、単一の (スカラー) 値を返すか、または値を返さない SQL クエリです。 通常、グローバル関数は、情報の挿入、更新、削除、および集計 (たとえばテーブル内の顧客数や特定の注文におけるすべての項目の総額) などのデータベース操作を実行します。

グローバル クエリを追加するには、データセット デザイナーからTableAdapter クエリの構成ウィザードを実行します。

注意

実際に画面に表示されるダイアログ ボックスとメニュー コマンドは、アクティブな設定またはエディションによっては、ヘルプの説明と異なる場合があります。 設定を変更するには、[ツール] メニューの [設定のインポートとエクスポート] をクリックします。 詳細については、「設定の操作」を参照してください。

データセットにグローバル クエリを追加するには

  1. データセット デザイナーでデータセットを開きます。 詳細については、「方法 : データセット デザイナーでデータセットを開く」を参照してください。

  2. ツールボックス[データセット] タブからデータセット デザイナーの空の領域に、[Query] をドラッグします。

    TableAdapter クエリの構成ウィザードが開きます。

  3. 使用するクエリの接続を選択します。 一覧から接続を選択するか、または新しい接続を作成できます。 新しい接続を作成する場合、アプリケーション構成ファイルにも接続を保存できます。 詳細については、「方法: 接続文字列を保存および編集する」を参照してください。

  4. SQL ステートメントを使用するか、またはストアド プロシージャを使用するかを選択します。

  5. 使用するストアド プロシージャを選択するか、ウィザードの [クエリの種類の選択] ページで目的のクエリの種類を選択して [次へ] をクリックします。

  6. 目的のタスクを実行するクエリ (たとえば、SELECT COUNT(*) AS CustomerCount FROM Customers) を指定します。

    注意

    データセット デザイナーに直接クエリをドラッグすると、スカラー (単一) 値のみを返すメソッドが作成されます。 選択したクエリまたはストアド プロシージャは 1 つ以上の値を返すことができますが、ウィザードで作成したメソッドは単一の値だけを返します。 たとえば、返されたデータの最初の行にある最初の列がクエリから返されます。

  7. ウィザードが完了し、データセット デザイナーにクエリが追加されます。 クエリを実行する方法の詳細については、「方法 : TableAdapter クエリを実行する」を参照してください。

参照

処理手順

方法 : TableAdapter を作成する

方法 : TableAdapter クエリを作成する

方法 : データベース内のデータに接続する

方法 : Windows フォーム BindingNavigator コントロールを使用してデータ間を移動する

チュートリアル: Windows フォームでのデータの表示

概念

Visual Studio でのデータへの Windows フォーム コントロールのバインド

TableAdapter の概要

データセット デザイナー

データ ソースの概要

その他の技術情報

データの検証