リストの種類の組み合わせ

単一のフィールドに対して、リストの種類を複数指定できます。 このトピックでは、それによって項目のリストがどのように決定されるかを示します。

以下の説明では、次のような表記を使用します。

  • ALLOWEDVALUES リストのすべての値の集合を {set A} と記述します。

  • SUGGESTEDVALUES リストのすべての値の集合を {set S} と記述します。

  • PROHIBITEDVALUES リストのすべての値の集合を {set P} と記述します。

有効値の決定

フィールドに対して認められる有効値は、{set A} から {set P} を減ずることで取得できます。 {set A} にエントリがない場合、{set A} は取得可能なすべての値と見なされます。 これは、有効な値が定義されていないためです。{set P} で明確に指定されている値を除き、すべての値を使用できます。

{set S} は、フィールドに対して有効値を決定するためには使用されませんが、ドロップダウン リストに表示する値を決定するためには使用されます。

リスト値を使用したドロップダウン リストの設定

次の規則は、ALLOWEDVALUES、SUGGESTEDVALUES、および PROHIBITEDVALUES の各セットの内容を使用して、ドロップダウン リストに設定する値を決定します。

If {set S} AND {set A} have no entries
        Result: Empty list
If {set S} has entries and {set A} has no entries
        Result: The values are obtained by subtracting {set P} from {set S}
If {set S} AND {set A} have entries
        Result: The list of values are obtained by:
                a. Intersecting {set A} with {set S} to get {intermediate set I}
                b. Subtracting {set P} from {intermediate set I}
If {set S} has no entries and {set A} has entries
        Result: The list of values are obtained by subtracting {set P} from {set A}

複数のリストの指定

特定の時点で複数の <ALLOWEDVALUE> のセットを指定した場合 (たとえば、作業項目の種類全体の <ALLOWEDVALUE> セットと、状態スコープの <ALLOWEDVALUE> セットを指定した場合)、それらの複数のセットの共通部分が、最終的なセットである {set A} として使用されます。

<SUGGESTEDVALUES> セットまたは <PROHIBITEDVALUES> セットを複数指定した場合、複数のセットの和集合が、最終的なセットである {set S} または {set P} として使用されます。

参照

その他の技術情報

リスト、選択リスト、およびグローバル リストの定義と使用