方法 : コード カバレッジ データをマージする

テストの実行が製品コードに対する複数のテストの実行によって行われる場合は、コードがどこまでテストされているかを確認する必要があります。 また、テスト担当者ごとに異なる領域をテストするような大規模プロジェクトでは、プロジェクト全体のコード カバレッジの統計情報を収集し、まとめて表示する必要があります。

Visual Studio Premium および Visual Studio Ultimate では、コード カバレッジ データの複数のセットをマージすることで、このようなニーズに対応できます。詳細については、「コード カバレッジ データのマージ」で説明します。

コード カバレッジ データの使用方法は他にもあります。たとえば、マージされたデータをディスクに保存し、後で再インポートして表示できます。 マージされたコード カバレッジ データのその他の使用方法については、「マージされたコード カバレッジ データ」を参照してください。

Team Foundation Server でのマージされたコード カバレッジ データの表示

ここでは、コード カバレッジ データをマージして表示する方法について説明します。 Team Foundation Server に発行されている、マージされたコード カバレッジ データも表示できます。 詳細については、「コード カバレッジ Excel レポート」を参照してください。

コード カバレッジ データのマージ

必要条件 : 「方法 : コード カバレッジ データを取得する」の「コード カバレッジ データの取得」の説明に従って、コード カバレッジ データを生成するテストを実行済みであること。

コード カバレッジ データをマージするには

  1. [テスト] メニューの [ウィンドウ] をポイントし、[コード カバレッジの結果] をクリックします。 または、[テスト結果] ツール バーの [コード カバレッジの結果] をクリックします。

    [コード カバレッジの結果] ウィンドウが開きます。

  2. [結果のマージ] をクリックします。

    [テストの実行のマージ] ダイアログ ボックスに、マージできるテストの実行が表示されます。 現在メモリ内に存在するすべてのテストの実行のうち、コード カバレッジ データを含むものが一覧表示されます。 テストの実行をインポートすると、マージできるテストの実行を増やすことができます。 詳細については、「方法: Visual Studio でテスト結果を保存して開く」を参照してください。

  3. [マージするカバレッジ結果を選択] でマージする結果を選択し、[OK] をクリックします。

    選択したコード カバレッジ結果のセットがマージされます。

    注意

    テストの途中で製品コードを変更した場合、元のコードのテストによる結果と変更後のコードのテストによる結果をマージすることはできません。 結果をマージする複数のテストの途中で製品コードを再コンパイルすると、結果をマージできないことがあります。

  4. マージされた結果を表示するには、[コード カバレッジの結果] ウィンドウで [マージされた結果] ノードを展開します。

  5. マージされた結果はすべて [マージされた結果] ノードに表示されます。 テストの結果をマージするたびに、それまで表示されていたすべてのマージされた結果に代わって、結果の新しいセットが表示されます。

参照

処理手順

方法 : コード カバレッジ データを取得する

概念

アセンブリのインストルメント化と再署名

マージされたコード カバレッジ データ