スレッド モデルとクリティカル セクション クラス

スレッド モデルとクリティカル セクションを定義するクラスを次に示します。

  • CAtlAutoThreadModule   スレッドがプールされているアパートメント モデル COM サーバーを実装します。

  • CAtlAutoThreadModuleT   スレッドがプールされているアパートメント モデル COM サーバーを実装するためのメソッドが用意されています。

  • CComMultiThreadModel   変数をインクリメントおよびデクリメントするためのスレッドセーフなメソッドが用意されています。 また、クリティカル セクションも用意されています。

  • CComMultiThreadModelNoCS   変数をインクリメントおよびデクリメントするためのスレッドセーフなメソッドが用意されています。 ただし、クリティカル セクションは用意されていません。

  • CComSingleThreadModel   変数をインクリメントおよびデクリメントするためのメソッドが用意されています。 ただし、クリティカル セクションは用意されていません。

  • CComObjectThreadModel   単一のオブジェクト クラスに適したスレッド モデル クラスかどうかを判断します。

  • CComGlobalsThreadModel   グローバルに使用できるオブジェクトに適したスレッド モデル クラスかどうかを判断します。

  • CComAutoCriticalSection   クリティカル セクションを取得または解放するためのメソッドが用意されています。 クリティカル セクションは、自動的に初期化されます。

  • CComCriticalSection   クリティカル セクションを取得または解放するためのメソッドが用意されています。 クリティカル セクションは、明示的に初期化する必要があります。

  • CComFakeCriticalSection   CComCriticalSection に含まれているメソッドをミラー化します。ただし、クリティカル セクションは用意されていません。 CComFakeCriticalSection のメソッドは、何も実行しません。

  • CRTThreadTraits   CRT スレッドの作成関数が用意されています。 スレッドが CRT 関数を使用する場合に、このクラスを使用します。

  • Win32ThreadTraits   Windows スレッドの作成関数が用意されています。 スレッドが CRT 関数を使用しない場合は、このクラスを使用します。

参照

その他の技術情報

ATL クラスの概要