CMapPtrToPtr クラス
void ポインターをキーとした void ポインターのマップをサポートします。
class CMapPtrToPtr : public CObject
解説
CMapPtrToPtr のメンバー関数は、CMapStringToOb クラスのメンバー関数とほぼ同じです。 メンバー関数については CMapStringToOb クラスの説明を参照してください。 関数のパラメーターや戻り値として CObject ポインターが使われている箇所は、void ポインターに置き換えてください。 また、関数の引数や戻り値として CString または char への const ポインターが使われている箇所は、void へのポインターに置き換えてください。
BOOL CMapStringToOb::Lookup( const char* <key>,
CObject*& <rValue> ) const;
は、次のように置き換えます。
BOOL CMapPtrToPtr::Lookup( void* <key>, void*& <rValue> ) const;
CMapPtrToPtr クラスには IMPLEMENT_DYNAMIC マクロが組み込まれています。このマクロは実行時の型情報へのアクセスと CDumpContext オブジェクトへのダンプをサポートします。 マップの要素 (ポインター値) をダンプするときは、ダンプ コンテキストの深さの引数を 1 以上に設定します。
また、ポインター間のマップは、シリアル化できません。
CMapPtrToPtr オブジェクトを削除するか、またはその要素を削除すると、ポインターだけが削除されます。ポインターが参照している実体は削除されません。
CMapPtrToPtr の詳細については、「コレクション クラス」を参照してください。
必要条件
**ヘッダー:**afxcoll.h