リスト ボックス スタイル

  • LBS_DISABLENOSCROLL   リスト ボックス内の項目が少なく、スクロールする必要がない場合、垂直スクロール バーを使用できない状態で表示します。 このスタイルが設定されていないと、項目が少なくてスクロールする必要がない場合、スクロール バーは表示されません。

  • LBS_EXTENDEDSEL   Shift キーとマウス、または特殊なキーを組み合わせて使用して、ユーザーが複数の項目を選択できるようにします。

  • LBS_HASSTRINGS   文字列で構成される項目を格納するオーナー描画リスト ボックスを指定します。 リスト ボックスは文字列に割り当てるメモリやポインターを維持するため、アプリケーションで、GetText メンバー関数を使用して特定の項目のテキストを取得できます。

  • LBS_MULTICOLUMN   水平にスクロールする複数列のリスト ボックスを指定します。 SetColumnWidth メンバー関数は、列の幅を設定します。

  • LBS_MULTIPLESEL   ユーザーが文字列をクリックまたはダブルクリックするたびに、選択されている文字列が切り替わります。 文字列はいくつでも選択できます。

  • LBS_NODATA   データを持たないリスト ボックスを指定します。 このスタイルは、リスト ボックスに含まれる項目の数が 1,000 を超える場合に指定します。 データを持たないリスト ボックスには、LBS_OWNERDRAWFIXED スタイルも設定する必要があります。ただし、LBS_SORT スタイルまたは LBS_HASSTRINGS スタイルは設定しないでください。

    データを持たないリスト ボックスは、リスト項目を示す文字列やビットマップなどのデータを含んでいない点を除けば、オーナー描画リスト ボックスと同じです。 項目を追加、挿入、または削除するコマンドを実行しても、指定した項目のデータは常に無視されます。また、リスト ボックス内の文字列を検索する要求も必ず失敗します。 項目を描画する必要がある場合、オーナー ウィンドウに WM_DRAWITEM メッセージが送信されます。 WM_DRAWITEM メッセージで渡された DRAWITEMSTRUCT 構造体の itemID メンバーにより、描画する項目の行番号が指定されます。 データを持たないリスト ボックスは、WM_DELETEITEM メッセージを送信しません。

  • LBS_NOINTEGRALHEIGHT   リスト ボックスのサイズが、そのリスト ボックスがアプリケーションによって作成されたときの指定サイズと同じになります。 通常は、リスト ボックスに表示される項目が一部だけにならないように、Windows によってリスト ボックスのサイズが調整されます。

  • LBS_NOREDRAW   リスト ボックスが変更されても表示内容を更新しません。 このスタイルは、WM_SETREDRAW メッセージを送信することにより、いつでも変更できます。

  • LBS_NOSEL   リスト ボックスに、表示できるが選択できない項目が含まれるように指定します。

  • LBS_NOTIFY   ユーザーが文字列をクリックまたはダブルクリックするたびに、親ウィンドウが入力メッセージを受け取ります。

  • LBS_OWNERDRAWFIXED   リスト ボックスのオーナーが、そのリスト ボックスの内容を描画します。リスト ボックス内の項目は、すべて同じ高さで描画されます。

  • LBS_OWNERDRAWVARIABLE   リスト ボックスのオーナーが、そのリスト ボックスの内容を描画します。リスト ボックス内の項目の高さは固定されません。

  • LBS_SORT   リスト ボックス内の文字列をアルファベット順に並べ替えます。

  • LBS_STANDARD   リスト ボックス内の文字列をアルファベット順に並べ替えます。また、ユーザーが文字列をクリックまたはダブルクリックするたびに、親ウィンドウが入力メッセージを受け取ります。 リスト ボックスの四辺に境界が表示されます。

  • LBS_USETABSTOPS   リスト ボックスに文字列が描画されるときに、タブ文字が認識および展開されるようにします。 既定のタブ位置は、32 ダイアログ単位です。 ダイアログ単位は、水平方向または垂直方向の距離を表します。 1 水平ダイアログ単位は、現在のダイアログの基本幅の 4 分 1 です。 ダイアログの基本単位は、現在のシステム フォントの高さと幅を基準に計算されます。 Windows 関数 GetDialogBaseUnits は、現在のダイアログの基本単位をピクセル数で返します。このスタイルは、LBS_OWNERDRAWFIXED と組み合わせて指定しないでください。

  • LBS_WANTKEYBOARDINPUT   リスト ボックスに入力フォーカスがあるときにユーザーがキーを押すと、リスト ボックスのオーナーが WM_VKEYTOITEM または WM_CHARTOITEM メッセージを受け取ります。 これにより、キーボード入力に対してアプリケーションが特別な処理を実行できるようになります。

参照

参照

CListBox::Create

List Box Styles

その他の技術情報

MFC で使用するスタイル