_mbccpy、_mbccpy_l
文字列のマルチバイト文字を他の文字列にコピーします。 これらの関数のセキュリティを強化したバージョンについては、「_mbccpy_s、_mbccpy_s_l」を参照してください。
void _mbccpy(
unsigned char *dest,
const unsigned char *src
);
void _mbccpy_l(
unsigned char *dest,
const unsigned char *src,
_locale_t locale
);
パラメーター
dest
コピー先。src
コピーするマルチバイト文字。locale
使用するロケール。
解説
_mbccpy 関数は、src から dest に、マルチバイト文字を 1 文字コピーします。
この関数は、パラメーターを検証します。 _mbccpy の dest または src に null ポインターが渡された場合は、「パラメーターの検証」に説明されているように、無効なパラメーター ハンドラーが呼び出されます。 実行の継続が許可された場合、errno が EINVAL に設定されます。
_mbccpy は、すべてのロケールに依存する動作に現在のロケールを使用します。 _mbccpy_l は _mbccpy と同じですが、_mbccpy_l は現在のロケールではなく渡されたロケールを使用するという点で異なります。 詳細については、「ロケール」を参照してください。
セキュリティに関するメモ null で終わる文字列を使用してください。 null で終わる文字列のサイズが、対象のバッファーのサイズを超えないようにしてください。 詳細については、「Avoiding Buffer Overruns」を参照してください。 バッファー オーバーランは、システムを攻撃するときによく使用される方法であり、その結果、認められていない権限が昇格されます。
汎用テキスト ルーチンのマップ
Tchar.h のルーチン |
_UNICODE および _MBCS が未定義の場合 |
_MBCS が定義されている場合 |
_UNICODE が定義されている場合 |
---|---|---|---|
_tccpy |
マクロまたはインライン関数に割り当てます。 |
_mbccpy |
マクロまたはインライン関数に割り当てます。 |
_tccpy_l |
適用なし |
_mbccpy_l |
適用なし |
必要条件
ルーチン |
必須ヘッダー |
---|---|
_mbccpy |
<mbctype.h> |
_mbccpy_l |
<mbctype.h> |
互換性の詳細については、「C ランタイム ライブラリ」の「互換性」を参照してください。
同等の .NET Framework 関数
該当なし 標準 C 関数を呼び出すには、PInvoke を使用します。 詳細については、「プラットフォーム呼び出しの例」を参照してください。