CWnd::OnWindowPosChanging

SetWindowPos メンバー関数またはほかのウィンドウ管理関数の呼び出しによって、ウィンドウのサイズ、位置、または Z オーダーが変更されるとき、フレームワークからこのメンバー関数が呼び出されます。

afx_msg void OnWindowPosChanging(
   WINDOWPOS* lpwndpos 
);

パラメーター

  • lpwndpos
    ウィンドウの新しいサイズや位置についての情報を持つ WINDOWPOS データ構造体へのポインター。

解説

WINDOWPOS 構造体の flags メンバーの該当するビットを設定または削除することにより、アプリケーションはウィンドウの変更を禁止できます。

既定の実装では、WS_OVERLAPPED または WS_THICKFRAME のスタイルを持つウィンドウに対して、WM_GETMINMAXINFO メッセージが送信されます。 これにより、ウィンドウの新しいサイズと位置が有効になり、クライアント スタイルが CS_BYTEALIGNCLIENTCS_BYTEALIGN に設定されます。 アプリケーションでは、基本クラスの関数を呼び出さないことで、この機能をオーバーライドできます。

注意

このメンバー関数は、アプリケーションが Windows メッセージを処理できるようにするためにフレームワークによって呼び出されます。 この関数に渡されるパラメーターの値は、フレームワークがメッセージ受信時に受け取ったパラメーターの値に基づいています。 この関数の基本クラスの実装を呼び出した場合は、関数に渡したパラメーターではなく、メッセージと共に渡されたパラメーター自体が使用されます。

必要条件

**ヘッダー:**afxwin.h

参照

参照

CWnd クラス

階層図

CWnd::OnWindowPosChanged

WM_WINDOWPOSCHANGING

概念

CWnd のメンバー