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using の追加

using を追加する機能は、バインドされていない型がコード中に存在するとき、その型の宣言元の名前空間を検索し、必要な using ディレクティブをコードに追加するか、バインドされていない型のインスタンスを完全修飾する、Visual C# の IntelliSense 機能です。

解説

バインドされていない型とは、プロジェクトで参照された型のうち、IntelliSense や C# コンパイラで宣言に対応付けることのできない型のことです。型の宣言元の名前空間を using ディレクティブなどで参照することによって、IntelliSense やコンパイラがその型を認識できるようになります。

非バインド型が複数の名前空間または型で入れ子にされている場合、その非バインド型のバインド先として複数の候補が IntelliSense に表示されます。IntelliSense に一度に表示できる候補の最大数は、5 つの using ステートメントと 5 つの完全修飾名です。

using を追加する IntelliSense 操作の使用によって、作成中のコードにだけ集中できるので、それ以外の部分に注意を払う必要がなくなります。

using の追加操作を実行するには、解決できない型参照にカーソルを置きます。たとえば、コンソール アプリケーションを作成し、Main メソッド本体に XmlTextReader を追加すると、解決できない型参照と見なされ、XmlTextReader の右端の文字の下にスマート タグが表示されます。

スマート タグ イメージを使用して追加

using を追加する機能は、[IntelliSense] メニューまたはコンテキスト メニューの [競合の解決] サブメニューから選択して呼び出します。また、スマート タグから呼び出すこともできます。スマート タグは、バインドされていない型の上または横にカーソルが置かれた場合にのみ表示されます。

拡張スマート タグ イメージを使用して追加

using の追加操作を実行すると、using ディレクティブがソース コードの先頭に追加されます。詳細については、「方法 : バインドされていない型に using を追加する」を参照してください。

参照

関連項目

using ディレクティブ (C# リファレンス)

概念

ソリューションとプロジェクトの作成

その他の技術情報

自動コード生成