CObject クラス

MFC ライブラリの重要な基本クラスです。

class AFX_NOVTABLE CObject

メンバー

7k3448yy.collapse_all(ja-jp,VS.110).gifプロテクト コンストラクター

名前

説明

CObject::CObject

既定のコンストラクターです。

7k3448yy.collapse_all(ja-jp,VS.110).gifパブリック メソッド

名前

説明

CObject::AssertValid

このオブジェクトの整合性を検証します。

CObject::Dump

このオブジェクト診断ダンプを生成します。

CObject::GetRuntimeClass

このオブジェクトのクラスに対応する CRuntimeClass の構造体を返します。

CObject::IsKindOf

特定のクラスのこのオブジェクトの関係をテストします。

CObject::IsSerializable

このオブジェクトをシリアル化できるかどうかをテストします。

CObject::Serialize

ロード テストまたはストア アーカイブ from/to オブジェクト。

7k3448yy.collapse_all(ja-jp,VS.110).gifパブリック演算子

名前

説明

CObject::operator delete

[削除] の特別な演算子。

CObject::operator new

new の特別な演算子。

解説

CFileCObList などのライブラリ クラスだけでなく、ユーザーが作成するクラスの基本クラスになります。CObject には、次の基本サービスが用意されています。

  • シリアル化のサポート

  • ランタイム クラス情報

  • オブジェクト診断出力

  • コレクション クラスとの互換性

CObject は、多重継承をサポートしていないことに注意してください。派生クラスは、1 つだけ CObject 基本クラスを持つことができ、その CObject クラスは階層構造の中で最も左側であることが必要です。つまり、その右側の多重継承の分岐に許されるのは、構造体や CObject からの派生でないクラスだけです。

CObject からのクラス派生や、派生したクラスの実装や宣言でいくつかの付加的なマクロを使うことで、大きな利点を得ることができます。

第 1 レベルのマクロは、DECLARE_DYNAMIC マクロや IMPLEMENT_DYNAMIC マクロで、クラス名や階層構造でのクラスの位置を実行時にアクセスできるようになります。このマクロにより、有効な診断用のダンプをとることもできます。

第 2 レベルのマクロは、DECLARE_SERIAL マクロや IMPLEMENT_SERIAL マクロで、第 1 レベルのマクロのすべての機能を包含しており、さらにオブジェクトを "アーカイブ" からの "シリアル化"、"アーカイブ" への "シリアル化" ができます。

派生 Microsoft Foundation クラス、C++ クラス一般、および CObject の使い方の詳細については、「CObject の使い方」と「シリアル化」を参照してください。

継承階層

CObject

必要条件

ヘッダー: afx.h

参照

関連項目

階層図