方法 : n 層アプリケーションのデータセットにコードを追加する

[アーティクル]
02/21/2013

DatasetName.Dataset.Designer ファイルにコードを追加する代わりに、データセットの部分クラスファイルを作成してコードを追加することにより、データセットの機能を拡張できます。部分クラスによって、特定のクラスのコードを複数の物理ファイルに分割できます。詳細については、「Partial (Visual Basic)」または「部分クラスと部分メソッド (C# プログラミングガイド)」を参照してください。

データセットを定義するコードは、(型指定されたデータセットの作成と編集で) データセット定義に変更が加えられるたびに生成されます。このコードは、データセットの構成を変更するウィザードの実行中に変更を加えた場合も生成されます。データセットの再生成中にコードが削除されるのを防ぐには、データセットの部分クラスファイルにコードを追加します。

既定では、データセットと TableAdapter コードを分離すると、結果としてプロジェクトごとに別個のクラスファイルが生成されます。元のプロジェクトには、TableAdapter コードを含む DatasetName.Designer.vb (または DatasetName.Designer.cs) というファイルが存在します。"DataSet プロジェクト" プロパティで指定したプロジェクトには、データセットコードを含む DatasetName.DataSet.Designer.vb (または DatasetName.DataSet.Designer.cs) というファイルが存在します。

[!メモ]

"DataSet プロジェクト" プロパティを設定してデータセットと TableAdapter を分離する場合でも、プロジェクト内の既存のデータセット部分クラスは自動的には移動されません。既存のデータセット部分クラスは、手動でデータセットプロジェクトに移動する必要があります。

[!メモ]

型指定されたデータセットの作成と編集には、検証コードを追加する必要がある場合に ColumnChanging イベントハンドラーおよび RowChanging イベントハンドラーを生成する機能も備わっています。詳細については、「方法 : n 層データセットに検証を追加する」を参照してください。

n 層アプリケーションのデータセットにコードを追加するには

.xsd ファイルを含むプロジェクト (型指定されたデータセットの作成と編集) を見つけます。
.xsd ファイルをダブルクリックして、型指定されたデータセットの作成と編集を開きます。
コードを追加するデータテーブル (タイトルバーのテーブル名) を右クリックし、[コードの表示] をクリックします。

部分クラスが作成され、コードエディターが開きます。

部分クラスの宣言内にコードを追加します。

次の例は、NorthwindDataSet の CustomersDataTable にコードを追加する場所を示しています。

Partial Public Class CustomersDataTable
    ' Add code here to add functionality 
    ' to the CustomersDataTable.
End Class

partial class CustomersDataTable
{
    // Add code here to add functionality
    // to the CustomersDataTable.
}

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