Live Search API Version 1.1 の新機能
- Video SourceType の追加。ファイル サイズ、高さ、幅などの画像情報と共にフルサイズや縮小画像も返すことができます。
- Image SourceType の追加。ファイル サイズ、高さ、幅などの画像情報と共にフルサイズや縮小画像も返すことができます。
- ファイル タイプのサポートの追加。ホワイト ページ (個人別) またはイエロー ページ (職業別) のいずれかの一覧を指定して PhoneBook の検索結果を返すことが可能になりました。
これらの新機能について、以下で説明します。参照しやすいように、この新しい内容へのクイック ナビも示します。
Video SourceType
Video SourceType を使用すると、クエリによって返されるビデオについての情報を返すことができます。Video クラス (Search) のプロパティには、フルサイズの画像への URI、生成された縮小画像へのURI、フルサイズ画像の高さと幅、縮小画像の高さと幅、フルサイズ画像のファイル サイズ、および縮小画像のファイル サイズがあります。
Video クラスとこのクラスがサポートするプロパティの詳細については、「Video クラス (Search)」トピックを参照してください。
Image SourceType
Image SourceType を使用すると、クエリによって返される画像についての情報を返すことができます。Image クラス (Search) のプロパティには、フルサイズ画像への URI、生成された縮小画像への URI、フルサイズ画像の高さと幅、縮小画像の高さと幅、フルサイズ画像のファイル サイズ、および縮小画像のファイル サイズがあります。
Image クラスとこのクラスがサポートするプロパティの詳細については、「Image クラス (Search)」トピックを参照してください。
PhoneBook SourceType での FileType のサポート
SourceRequest.FileType プロパティ (Search) は、PhoneBook SourceType および Web SourceType からのファイルの検索結果のタイプを限定できるようになりました。
FileType プロパティでサポートされている Web SourceType の値に関するドキュメントは、ファイル名拡張子によるフィルタリングの情報を含めるように拡張されています。このフィルタリングの対象になる形式は、.doc ファイル拡張子を持つ Microsoft Word 文書、.dwf ファイル拡張子を持つ Autodesk Drawing ファイル、.htm と .html のファイル拡張子を持つ ハイパーテキスト マークアップ言語ファイル、.pdf ファイル拡張子を持つ Adobe Acrobat Portable Document Format ファイル、.ppt ファイル拡張子を持つ Microsoft PowerPoint プレゼンテーション、.ps ファイル拡張子を持つ Adobe PostScript 文書、.rtf と .doc のファイル拡張子を持つ Microsoft リッチ テキスト形式文書、.text と .txt のファイル拡張子を持つ一般的なテキスト ファイル、および .xls ファイル拡張子を持つ Microsoft Excel ブックです。
PhoneBook SourceType では、一覧タイプによる検索結果のフィルタリングをサポートするようになり、YP FileType 値を使用して、結果を職業別 (イエロー ページ) の一覧に限定すること、および WP FileType 値を使用して結果を個人別 (ホワイト ページ) の一覧に限定することができます。一覧タイプによるフィルタリングは、en-US および es-US の言語でのみ使用できます。
Version 1.0 での強化
Live Search API Version 1.0 では、以前のバージョン (Version 0.60 Beta) から、重要な更新がいくつかありました。更新されたのは、SourceType の新しい値、ResultField の新しい値、新しい SearchFlags、PhoneBook の検索結果の新しい SortBy クラス、追加された言語のサポート、検索結果の深さの拡大、SearchTags のフィルタリング、開発者が指定したタイプのファイルを含むページを返すことが可能になる FileType プロパティなどです。これらの機能について、以下で説明します。参照しやすいように、この新しい内容へのクイック ナビも示します。
新しい SourceType
InlineAnswers SourceType が拡張されて、新しい結果のタイプ WeatherIA と ShowTimesIA が追加されました。WeatherIA は、"weather" (キーワード) と、"場所の名前" または "郵便番号" (米国のみ) の形式のクエリに応えます。WeatherIA は、指定された地域の天気に関する情報を、MSN 天気予報から返します。ShowTimesIA は、"映画名" (キーワード) と、"場所の名前" または "郵便番号" (米国のみ) の形式のクエリに応えます。ShowTimesIA は、指定された地域の映画、映画館、および上映時間に関する情報を返します。これらの InlineAnswers タイプの詳細については、以下のトピックを参照してください。
Result.ResultType プロパティ (Search)
注意
InlineAnswers は、商用目的で設けられています。このサービスの商業的利用の詳細については、api_tou@microsoft.com までお問い合わせください (英語のみ)。
QueryLocation SourceType が、API に新たに追加されています。QueryLocation は、2 つの形式のクエリからの抽出を提供します。その 1 つは、"キーワード, 場所の名前" (さまざまな言語で使用可能 - 言語の一覧については、下記の「言語のサポートの拡張」を参照) で、もう 1 つは、"キーワード, 郵便番号" (米国のみ) です。その結果、Title フィールドにキーワードが返され、Description フィールドに場所の名前または郵便番号、および Location.Longitude と Location.Latitude にその場所または郵便番号の地理上の中央が返されます。
サポートされるすべての SourceType の値の詳細については、「SourceType 列挙体 (Search)」トピックを参照してください。
Result の新しいフィールド
ResultFieldMask 列挙体 (Search) に、2 つのフィールドが追加されました。
1 つは、Summary フィールドで、InlineAnswers データ プロバイダが提供するデータの要約を返します。これは、SMS メッセージングを使用するモバイル デバイスでの利用が主で、InlineAnswers の結果のすべてのタイプに適用されます。詳細については、トピック「Result.Summary プロパティ (Search)」を参照してください。
もう 1 つの ResultType フィールドは、そのクエリに応答した InlineAnswers データ プロバイダの名前を返します。これには、MusicIA、SportsIA、EncartaIA、FinanceIA、WeatherIA、および ShowTimesIA の 6 つの結果のタイプがあります。詳細については、トピック「Result.ResultType プロパティ (Search)」を参照してください。
注意
InlineAnswers は、商用目的で設けられています。このサービスの商業的利用の詳細については、api_tou@microsoft.com までお問い合わせください (英語のみ)。
新しい検索フラグ
SearchFlags 列挙体 (Search) に新しいメンバーが追加されました。
SearchFlags.DisableHostCollapsing は、SearchRequest の同一のトップレベル URL から 3 つ以上の検索結果が返されないようにする機能 (ホスト コラプシング) を無効にします。これは通常、正確なページネーションを得るために、クエリからすべての検索結果が返されるようにする場合に使用します。
新しい SortByType 列挙体
SortByType 列挙体 (Search) を使用すると、PhoneBook の検索結果の並べ替え順序を指定できます。Distance または Relevance による並べ替えを選択できます。このパラメータを省略すると、SortByType.Default の値がこの検索に適用され、PhoneBook の要求では、この既定値は、SortByType.Distance と同じになります。
言語のサポートの拡張
今回のリリースで新たな言語 zh-CN (中国で話されている中国語) が追加され、サポートされる言語の総数は 39 になりました。サポートされている言語のすべての一覧は、トピック「SearchRequest.CultureInfo プロパティ (Search)」を参照してください。これらの言語は、Web、Spelling、および News の SourceType に適用されます。
PhoneBook の検索結果と QueryLocation の検索結果は、次の一覧に示すように、8 つの言語でサポートされています。
| カルチャ名 | 言語 - 国/地域 |
|---|---|
en-AU |
英語 – オーストラリア |
en-CA |
英語 – カナダ |
en-GB |
英語 – 英国 |
en-US |
英語 – 米国 |
es-US |
スペイン語 – 米国 |
fr-CA |
フランス語 – カナダ |
fr-FR |
フランス語 – フランス |
it-IT |
イタリア語 - イタリア |
QueryLocation と PhoneBook SourceType を使用して、これらの言語について、呼び出す規則と結果を処理する手法を示すコード サンプルは、上記のセクション「新しい SourceType」を参照してください。
検索の深さの拡大
ベータ版のリリースでは、検索結果は、検索エンジンが返す最初の 250 件に制限されていました。この検索結果の制限は、1,000 件に拡大されました。
検索タグのフィルタリング
SearchTag (または、SearchTagsArray に返される配列の要素) の一覧を、Name と Value ペアの指定した Name 要素に限定する文字列の配列を SourceRequest に指定できるようになりました。その詳細と、コード サンプル全体については、トピック「SourceRequest.SearchTagFilters プロパティ (Search)」を参照してください。
ファイル タイプによるフィルタリング
SourceRequest.FileType プロパティ (Search) は、Web SourceType からのファイルの検索結果のタイプを限定できるようになりました。たとえば、FileType として「DOC」を指定して、Microsoft Office Word .DOC ファイルを含むページからのみ情報を返すことができます。