UMDF の紹介

次世代のドライバー モデルである Microsoft Windows Driver Foundation (WDF) には、ユーザー モード ドライバーを作成するためのフレームワークが含まれています。ユーザー モード ドライバー フレームワーク (UMDF) は、さまざまなデバイス クラスで使用できる、統一されたモデルを提供します。これにより、デバイスのインストールと管理が、オペレーティング システムの標準の機能 (プラグ アンド プレイ (PnP)、電源管理など) と統合されます。

UMDF は、カメラやポータブル音楽プレーヤーなどのプロトコル デバイス クラスをサポートするために作られました。それらのデバイスのドライバーをユーザー モードに移行することで、ドライバーの単純化と、オペレーティング システム全体の安定性の向上を実現できます。

UMDF は、同じく WDF に含まれているカーネル モード ドライバー フレームワーク (KMDF) と同じ概念ドライバー プログラミング モデルに基づいていますが、この 2 つのフレームワークでは、実装されるモデルのコンポーネント、デバイス ドライバー インターフェイス (DDI)、およびデータ構造が異なります。

このフレームワークのライブラリは、Windows Vista 以降のバージョンの Windows Driver Kit (WDK) に含まれています。このライブラリおよびそれを含むドライバー キットを使用して、Windows XP SP2 以降のバージョンの Windows オペレーティング システムで動作するドライバーを開発できます。UMDF のバージョンの詳細については、「UMDF のバージョン情報」を参照してください。

以下は、UMDF の紹介のトピックです。

UMDF ドライバーの利点

UMDF によってサポートされるデバイス

UMDF の概要

UMDF のアーキテクチャ

UMDF のオブジェクトとインターフェイス

UMDF の操作と機能