Share via


医療アプリ: In-patient

入院患者ケア アプリ アイデア ブックは、病院でどのように Windows 8.1 アプリを使って長い入院中の患者の要望に応じることができるかを示します。十分な情報を得ることができ、楽しく過ごすことができれば、つらい時期の患者の不安が軽減される可能性があります。

このトピックのシナリオを確認し、アプリでの Microsoft デザイン言語の使い方を見ることで、独自の患者ケア アプリのデザインに関するインスピレーションを得ることができます。

利用できるサンプル コード: 入院患者ケア アプリ アイデア ブックのコードを確認するには、入院患者ケア アプリのページをご覧ください。

医療アプリ シナリオ

このトピックで説明している入院患者ケア アプリでは、Microsoft デザイン機能を使って情報と娯楽を提供し、患者と病院スタッフの間の対話を容易にします。

情報提供 対話
患者のレントゲン写真の画像 患者アプリを使用している患者の画像

 

情報提供

Microsoft デザイン言語を使うと、データを整理してユーザーに表示すると共に、ユーザーが詳細を確認し、不明点を尋ね、フィードバックを送り、アクティビティを計画できるような環境を提供することができます。

大学を卒業したばかりの Sarah は、さまざまな症状で入院することになりました。病院からは、入院患者ケア アプリが入った Windows 8.1 タブレットが渡されました。このアプリを使うと、治療の経過について知ることができ、入院生活を快適に過ごせるのだそうです。Sarah はまず、入院記録を確認し、保留中の治療について知っておきたいと思いました。

患者アプリを使用している患者の画像

入院中の治療は、専門のケア チームによって管理されます。このチームは、さまざまな分野を担当する多数の人で構成されることが少なくありません。Sarah は患者ケア アプリを使って、ケア チーム メンバーの専門分野について情報を調べることにしました。

病院スタッフ一覧の画像

Sarah は保留中の治療について不安に思っています。患者ケア アプリと提供されている画像やリサーチ ツールを使うと、自分の症状や治療内容について知ることができます。

閲覧可能なレントゲン写真一覧の画像

執刀医が到着し、症状を確認して質問に答えてくれました。執刀医は患者ケア アプリを使い、さまざまなレントゲン写真や MRI 画像を Sara と一緒に確認しました。これらの画像は、症状の範囲を説明するのに役立ちます。

患者のレントゲン写真の画像

Sarah には聞きたいことがたくさんあります。執刀医は、メモや図をレントゲン写真に追加することで、現在の症状と是正した次のステップについて Sarah が理解しやすくなると思いました。そこで執刀医は患者ケア アプリの注釈機能を使って、レントゲン写真にコメントを追加しました。

患者のレントゲン写真に注釈を付けた画像

手術が成功し、Sarah は現在、回復し始めています。Sarah 用に、鎮痛剤その他の薬が処方されています。Sarah は、追加の鎮痛剤が必要になると、患者ケア アプリを使って病室から要求できます。

処方された薬と使用可能な薬の一覧の画像

 

情報提供の要約のシナリオ

このシナリオでは、次の設計要素を活用する使用事例を確認します。

  • データをカスタムのレイアウトにバインドし、コンテンツを見せる説得力のあるビューを作成できます。
  • ペン操作とスタイラス操作を追加して、アプリ内の画像やその他のオブジェクトに注釈を付けることができます。

データへのバインドおよびペン入力とスタイラス入力について詳しくは、次の情報をご覧ください。

対話

Microsoft デザイン言語を使って、楽しく関心を引くエクスペリエンスをアプリ内に構築できます。

Sarah は患者ケア アプリ内のさまざまな娯楽機能を使って時間を過ごし、入院中にも友人や家族と連絡を取っています。

患者アプリを使用している患者の画像

Sarah の回復は順調に進んでいます。Sarah はそのことを、友人や家族に知らせることにしました。Skype アプリとウィンドウのサイズ変更を使うと、カルテの情報を参照しながら友人や家族と話すことができます。

幅の狭いアプリ ウィンドウの画像

Sarah は良い知らせを受け取りました。ケア チームの決定で、ついに退院することになったそうです。Sarah は患者ケア アプリを使って、入院生活に関するフィードバックを送ることにしました。共有を使うと、調査結果を見ることができます。

フィードバックを送っている患者の画像

 

操作の要約のシナリオ

このシナリオでは、次の設計要素を活用する使用事例を確認します。

  • ウィンドウのサイズが狭いときにもアプリが適切に機能すれば、ユーザーに気に入ってもらえます。
  • コンテンツを共有ソースにして Windows で他のアプリ、メール、ソーシャル ネットワークに接続できます。
  • アプリを共有ターゲットにしてコンテンツ、リンク、またはその他の種類の構造化データを受け取ることができます。

狭い幅のレイアウト ビューや共有コントラクトについて詳しくは、次の情報をご覧ください。

アプリの最適なナビゲーション パターンの選択については、「ナビゲーション パターン」をご覧ください。

フラット ナビゲーション パターンの実際の使い方については、「アプリの機能の概要」シリーズをご覧ください。

関連トピック

Windows ストア アプリの紹介

Windows ストア アプリの UX ガイドライン

入院患者ケア アプリ

データ バインディングの概要

データ バインディングのサンプル (C#/VB/C++)

宣言によるデータ バインディング (JavaScript)

プログラミングによるデータ バインディング (JavaScript)

ペン操作とスタイラス操作への反応

入力: インクのサンプル

ウィンドウ サイズのガイダンス

狭いレイアウトのガイダンス

共有のガイダンス

共有ソースのサンプル

共有ターゲットのサンプル