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[クイックウォッチ] ダイアログ ボックス

[クイックウォッチ] ダイアログ ボックスを開くには、[デバッグ] メニューの [クイックウォッチ] をクリックします。[デバッグ] メニューはデバッグ時にアクティブになり、[クイックウォッチ] コマンドはプロジェクトのデバッグ時のブレイク状態のときに使用できます。

[クイックウォッチ] ダイアログ ボックスを使用して、変数や式の値を調べることができます。また、変数の値を修正したり、ウォッチ ウィンドウに変数や式を追加したりすることもできます。

[現在値] スプレッドシート フィールドには、一度に 1 つの変数または式だけが表示されます。テキスト ボックスに新しい変数や式を入力して Enter キーを押すと、[現在値] フィールドにあった変数や式が置き換えられます。

テキスト ボックスにスカラー変数やスカラー式を入力した場合は、[クイックウォッチ] ダイアログ ボックスのスプレッドシート フィールドの 1 行目に結果が表示されます。配列変数、オブジェクト変数、または構造体変数を入力した場合は、[クイックウォッチ] ダイアログ ボックスのスプレッドシート フィールドに、詳細情報が表示されます。また、プラス記号 (+) のボックスとマイナス記号 (-) のボックスをクリックして、変数の表示を展開したり折りたたんだりすることができます。

変数が、オブジェクトか、またはオブジェクトへの C++ ポインタあるいは参照の場合、[クイックウォッチ] ダイアログ ボックスでは、変数が自動的に展開されて、最重要データを最上位レベルに表示します。

変数が、オブジェクトへの C++ ポインタまたは参照の場合、[クイックウォッチ] ダイアログ ボックスでは、参照やポインタは自動的にダウンキャストされ、展開されたオブジェクトにメンバが追加されます。この追加メンバは、基本クラスのように見えますが、派生したサブクラスです。たとえば、CObject への C++ ポインタであると宣言された変数が実際は CComboBox を指している場合、[クイックウォッチ] ダイアログ ボックスではこれが認識され、メンバを追加して、CComboBox メンバにアクセスできるようにします。

[クイックウォッチ] ダイアログ ボックスでは、既定の形式で値が表示されます。Unicode 文字を表示する場合などは、書式設定文字を使って表示形式を変更することができます。

IDE での手順

クイック ウォッチを使って、変数または式の値、またはレジスタの内容を表示するには

表示または修正する変数または式を入力するか、プロジェクトの .ccp ファイル (myproj.cpp など) の式を選択して、[クイックウォッチ] ダイアログ ボックスを開きます。

名前

[式] ボックスで指定した式の名前が表示されます。[ツール] メニューの [オプション] をクリックし、[デバッグ] タブで 16 進数表示を選択している場合は、16 進数で入力するか、「0n1000」のように 0n (ゼロとn) プリフィックスを使ってその数字が 10 進数であることを示す必要があります。

[式] ボックスで指定した式の現在の値が表示されます。

再計算

[式] ボックスの式の値を計算し、その結果を [現在値] ボックスに表示する場合にクリックします。

  • 式を入力した場合は、[再計算] をクリックしてその式の値を表示します。
  • プロジェクトの .cpp ファイルから式を選択した場合は、[クイックウォッチ] ダイアログ ボックスを開いたときに自動的に値が計算されます。手動で再計算する場合は、[現在値] ボックスで再計算する行を選択し、[再計算] をクリックします。

追加

ウォッチ ウィンドウに変数または式を追加します。ウォッチ ウィンドウが表示されていない場合は、ウォッチ ウィンドウの表示も実行します。

閉じる

変更を加えずにダイアログ ボックスを閉じます。