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カーネル デバッガを使用する

Platform Builder 3.0 のカーネル デバッガには、デバイス接続の環境設定およびターゲット デバイスへのイメージのダウンロードに必要な機能がすべて統合されています。IDE の新しいデバッグ ウィンドウとメニュー項目を使うと、ターゲットのプロセス、スレッド、デバッグなどに関する情報を取得できます。

カーネル デバッガを使って、Windows CE カーネル内のアプリケーション コードをデバッグできます。プラットフォームのビルド設定を指定する際にカーネル デバッグを有効にすると、カーネル デバッガは自動的に起動します。カーネル デバッグを有効にすると、ターゲット デバイスにダウンロードされる OS イメージにデバッグ スタブ KdStub が含められます。

アプリケーションのシンボル デバッグを行うためには、カーネル デバッガはアプリケーションのシンボルにアクセスできることが必要です。モジュールのシンボルは、%_FLATRELEASEDIR% ディレクトリのプログラム データベース ファイル (.pdb) に入っています。.pdb ファイルは、ユーザーのアプリケーションに関する情報を格納するためにビルド ツールが使用します。.pdb ファイルを使うと、デバッグ情報がオブジェクトとは別に保持されるので、開発のデバッグ段階でのリンク時間が短縮されます。

.dll または .exe 以外の拡張子を持つアプリケーションのシンボルが必要な場合は、元のアプリケーションと同じディレクトリにアプリケーションのコピーを作成し、拡張子 .dll を付けます。たとえば、Main.cpl のシンボルが必要な場合は、Main.cpl と同じターゲット ディレクトリにそのコピーを作成し、Main.dll という名前にします。

次の図は、[デバッグ] ツール バーを示しています。

IDE での手順

カーネル デバッグを開始するには

カーネル デバッグを停止するには

ブレークポイントに達するまで実行するには

デバッガがブレーク状態のときに、カーソル位置まで実行するには

デバッガがブレーク状態のときに、混合表示コードのカーソル位置まで実行するには

デバッガがブレーク状態のときに、コール スタック コードのカーソル位置まで実行するには

指定の関数まで実行するには

デバッガがブレーク状態のときに、次に実行するステートメントを設定するには

デバッガがブレーク状態のときに、次に実行する混合命令を設定するには

デバッガの実行中に、ターゲット デバイス上のアプリケーションを実行するには

CEPC チュートリアル

ステップ 5 カーネル デバッガを使用する