ACT 6.0 の新機能

Application Compatibility Toolkit (ACT) に加えられた変更を次に示します。

Windows の最新バージョンのサポート

ACT のこのバージョンでは Windows(R) 8 をサポートしています。サポートされているオペレーティング システムについて詳しくは、「ACT のソフトウェア要件」をご覧ください。

実行時分析パッケージ

実行時分析パッケージは、互換性情報を収集します。実行時分析パッケージは、展開する Windows のバージョンでアプリケーションの互換性をテストするために、コンピューターにインストールします。問題検出プログラムは、従来のバージョンの Windows 上で実行することによって互換性の問題を予測したデータを出力しますが、実行時分析パッケージから得られるデータはそれに代わるものです。

効率化されたインベントリ収集

インベントリ コレクター パッケージの目的がインベントリ収集に限定されたため、データ収集のオーバーヘッドが小さくなりました。再設計されたインベントリ コレクター パッケージでは、アプリケーションとの相互作用が発生しないため、アプリケーションの競合は発生しません。競合を防ぐためのインベントリ コレクター パッケージのスケジュールは不要になりました。

アプリケーションのグループ化

Application Compatibility Manager (ACM) のアプリケーション レポートでは、複数のバージョンが検出されたアプリケーションに対して単一の親エントリが表示されるようになりました。アプリケーションの複数のバージョンは、このエントリの下にグループ化されます。

再構成された ACT ドキュメント

ACT ドキュメントが再構成され、必要な情報をよりすばやく簡単に検索できるようになりました。

ADK 統合

ACT は Windows アセスメント & デプロイメント キット (Windows ADK) に統合されました。ACT は、ADK セットアップを使ってインストールできます。

OS 展開の重視による単純化

互換性情報ではオペレーティング システム展開が重視されるようになりました。更新に関する互換性は除外されました。