element プロパティ
ビヘイビアが適用される要素を返します。
[oElement = ] Behavior.element
値
oElement
ビヘイビアが適用される要素を返します。Behavior
Behavior インターフェイスを実装するための <implements> 要素の ID を指定します。メモ 既定では、Behavior ハンドラによって公開されたプロパティとメソッドは、グローバル スクリプト名前空間に自動的に追加されます。このため、これらのプロパティとメソッドにアクセスするときは、Behavior ハンドラ ID を参照する必要がありません。つまり、構文に示されている Behavior.element という式ではなく、
element
と指定するだけでプロパティにアクセスできます。詳細については、「<implements>」要素を参照してください。
解説
このプロパティは、読み取り専用です。
このプロパティを使用すると、ビヘイビアはそれを含んでいるドキュメントと通信できます。DHTML オブジェクト モデルによって公開されているすべてのプロパティ、メソッド、およびイベントが、このプロパティをとおしてアクセスできます。
例
次のコードは、スクリプト コンポーネントを使って目次の展開と折りたたみを実装する例です。スクリプト コンポーネントは、要素の DHTML onmouseover イベントに event_onmouseover() 関数を結び付けます。この関数は、要素の DHTML cursor プロパティを "hand" に設定して、目次の表示を切り替えるために要素をクリックできることをユーザーに通知します。
メモ <script> 要素内のスクリプトを隠蔽するには、CDATA セクションが必要です。詳細については、「スクリプト コンポーネント ファイルと XML 適合性」を参照してください。
<public>
<attach event="onmouseover" handler="event_onmouseover");
</public>
<implements type="Behavior"/>
<script language="JScript">
<![CDATA[
function event_onmouseover()
{
oElement = window.event.srcElement;
if (oElement == element)
oElement.style.cursor = "hand";
}
]]>
</script>
参照
DHTML 要素にビヘイビアを適用する方法の概要については、Microsoft Web サイトの Site Builder Network (SBN) Workshop に掲載されているトピック「Using DHTML Behaviors」を参照してください。