VBScript の概要
Microsoft® Visual Basic® Scripting Edition (以下 VBScript) は、広範囲の環境下でアクティブなスクリプト処理を実現します。Microsoft Internet Explorer (以下 Internet Explorer) は、Web クライアント スクリプト処理を行い、Microsoft Internet Information Service (以下 Internet Information Service) は、Web サーバー スクリプト処理を行います。
使い方と学び方は簡単
VBScript は、Visual Basic と Visual Basic for Applications (以下 VBA) を既に知っている人にとっては、とても親しみやすい言語です。たとえ Visual Basic を知らない人でも一度学べば、Visual Basic 言語シリーズのプログラミング方法について理解できることでしょう。ここに用意した Web ページだけでも、VBScript について知ることができますが、詳細なプログラミングの手法については記述されていません。プログラミングの詳細については、Visual Basic 4.0 (以下 VB4) に付属する『プログラミング ガイド』やアスキー出版局刊の『Visual Basic 4 オフィシャルコースウェア』などを参照してください。
Windows Script
VBScript は、Windows Script を使用してホスト アプリケーションと対話します。Windows Scriptを使用すると、ブラウザやほかのホスト アプリケーションで、各スクリプト コンポーネントのための特別な統合コードを記述する必要がありません。Windows Scriptでは、ホスト アプリケーションのスクリプトのコンパイル、さらにエントリ ポイントの取得と呼び出しを可能とし、開発者に対してネームスペースの使用を提供します。ユーザーは Windows Script に対応することで、スクリプトを実行する標準言語を開発できます。マイクロソフトでは、実行時にサポートする VBScript を用意しています。また、マイクロソフトは、Windows Script の標準を決めるためにさまざまなインターネット グループと取り組んできました。現在、Windows Script は、Microsoft® Internet Explorer および Microsoft® Internet Information Service で使用されています。
他のアプリケーションとブラウザの中の VBScript
マイクロソフトは、VBScript を使用した製品に対して、無料で VBScript のソース ライセンスを提供します。また、マイクロソフトは、Windows® 版 (16 ビット/32 ビット) および Macintosh® 版のバイナリ モジュールも提供します。VBScript は、WWW (World Wide Web) ブラウザと統合され、アクティブな HTML ドキュメント中に埋め込まれた ActiveX コントロールや別のオブジェクトを操作できるよう設計されています。VBScript と Windows Script は、スクリプト言語エンジンとして幅広く他のアプリケーション間で使用できます。