CDbl 関数
指定された式をバリアント型 (内部処理形式が倍精度浮動小数点数型 (Double) の Variant) に変換して返します。
CDbl(expression)
引数 expression には、任意の式を指定します。
解説
ある操作結果を既定のデータ型ではなく、特定のデータ型として表す必要がある場合には、通常、内部処理形式変換関数を使ってコードを記述します。CSng 関数を使うと、通常、通貨型 (Currency) または整数型 (Integer) を使う計算の中で、単精度浮動小数点数型の数値を使用できます。
ほかのデータ型から倍精度浮動小数点数型の内部処理形式に変換するときは、ロケールを基に変換を行う CDbl 関数を使います。システムのロケールの設定に従って、その国で使われている小数点記号や桁区切り記号が正しく処理されます。
次のコードは、CDbl 関数を使って式を倍精度浮動小数点型 (Double) に変換する例です。
Dim MyCurr, MyDouble
MyCurr = CCur(234.456784) ' MyCurr は、通貨型 (Currency) (234.4567) です。
MyDouble = CDbl(MyCurr * 8.2 * 0.01) ' 結果を倍精度浮動小数点数型 (Double) (19.2254576) に変換します。
必要条件
参照
CBool 関数 | CByte 関数 | CCur 関数 | CDate 関数 | CInt 関数 | CLng 関数 | CSng 関数 | CStr 関数