Attributes プロパティ
ファイルまたはフォルダの属性を設定します。値の取得も可能です。属性によっては、値の取得のみ可能な場合もあります。
object.Attributes [= newattributes]
引数
- object
必ず指定します。File オブジェクトまたは Folder オブジェクトの名前を指定します。 - newattributes
省略可能です。object に指定したファイルまたはフォルダに与える新しい属性値を指定します。
設定値
newattributes には、次に示す値を指定できます。また、複数の定数を組み合わせて、値の和を指定することもできます。
定数 | 値 | 内容 |
---|---|---|
Normal | 0 | 標準ファイル。どの属性も設定されません。 |
ReadOnly | 1 | 読み取り専用ファイル。この属性は、値の取得も設定も可能です。 |
Hidden | 2 | 隠しファイル。この属性は、値の取得も設定も可能です。 |
System | 4 | システム ファイル。この属性は、値の取得も設定も可能です。 |
Volume | 8 | ディスク ドライブ ボリューム ラベル。この属性は、値の取得のみ可能です。 |
Directory | 16 | フォルダまたはディレクトリ。この属性は、値の取得のみ可能です。 |
Archive | 32 | ファイルが前回のバックアップ以降に変更されているかどうか。この属性は、値の取得も設定も可能です。 |
Alias | 64 | リンクまたはショートカット。この属性は、値の取得のみ可能です。 |
Compressed | 128 | 圧縮ファイル。この属性は、値の取得のみ可能です。 |
解説
次のコードは、ファイルの Attributes プロパティの使用例です。
function ToggleArchiveBit(filespec)
{
var fso, f, r, s;
fso = new ActiveXObject("Scripting.FileSystemObject");
f = fso.GetFile(filespec)
if (f.attributes & 32)
{
f.attributes = f.attributes - 32;
s = "アーカイブ ビットをオフにしました。";
}
else
{
f.attributes = f.attributes + 32;
s = "アーカイブ ビットをオンにしました。";
}
return(s);
}
[VBScript]
Function ToggleArchiveBit(filespec)
Dim fso, f
Set fso = CreateObject("Scripting.FileSystemObject")
Set f = fso.GetFile(filespec)
If f.attributes and 32 Then
f.attributes = f.attributes - 32
ToggleArchiveBit = "アーカイブ ビットをオフにしました。"
Else
f.attributes = f.attributes + 32
ToggleArchiveBit = "アーカイブ ビットをオンにしました。"
End If
End Function
参照
DateCreated プロパティ | DateLastAccessed プロパティ | DateLastModified プロパティ | Drive プロパティ | Files プロパティ | IsRootFolder プロパティ | Name プロパティ | ParentFolder プロパティ | Path プロパティ | ShortName プロパティ | ShortPath プロパティ | Size プロパティ | SubFolders プロパティ | Type プロパティ
対象: File オブジェクト | Folder オブジェクト