Group Policy Analysis and Troubleshooting Overview

 

適用対象: Windows Server 2012 R2,Windows Server 2012

このトピックでは、グループ ポリシー設定のトラブルシューティングの概念および方法に関する概要情報と、詳細なリファレンス トピック、手順、トラブルシューティング シナリオ ガイドへのリンクを示します。

以下のリソースも参照してください。

グループ ポリシーのトラブルシューティングの説明

企業標準を維持するには、グループ ポリシーのトラブルシューティング方法を理解することが重要です。 また、IT 担当者がネットワークをセキュリティで保護して管理し、運用コストを削減するには、信頼性の高いグループ ポリシーが必要です。 グループ ポリシー設定がコンピューターまたはユーザーに期待どおりに適用されなかった原因を IT プロが追求するときは、調べる場所と、情報を読み取って分析する方法により、小さなネットワーク問題で終わるか、何時間ものダウンタイムが発生するかの違いが生じる場合があります。

グループ ポリシーのトラブルシューティングが複雑になるのは、グループ ポリシーは、単一のコンピューター上にローカルに存在する単なる 1 つのコンポーネントまたはアプリケーションではないためです。 グループ ポリシーは、Active Directory 環境内のユーザーおよびコンピューターのターゲット グループに、1 つ以上の希望する構成やポリシー設定を適用するために使用される処理インフラストラクチャです。 この処理インフラストラクチャは、1 つのグループ ポリシー エンジンと、ターゲット クライアント コンピューター上の特定のポリシー設定の読み取りを行う複数のクライアント側拡張機能 (CSE) で構成されます。 グループ ポリシーの処理の間、グループ ポリシーは、Active Directory 内、グループ ポリシー コンテナー内、および SYSVOL (グループ ポリシー テンプレートを格納する標準の場所) 内に格納されている、グループ ポリシー オブジェクト (GPO) に関するドメイン ベースの情報にアクセスする必要があります。

実用上の考慮事項

グループ ポリシー管理コンソール (GPMC) は、グループ ポリシーのトラブルシューティングを行うための開始点となります。Windows Server 2012 では、多数のツール (GPUpdate.exe や GPOTool.exe など) の機能が GPMC に搭載されました。

GPMC を使用してグループ ポリシーのトラブルシューティングを行う際には、次の点を考慮に含める必要があります。

  • グループ ポリシーでコンピューターおよびユーザーの最新設定が処理されるようにします。

  • ポリシーの結果セットに影響を与える構成を調べる。

    • 低速リンク

    • ループバック

    • セキュリティ フィルター処理

    • 継承のブロック

    • GPO の実施

    • GPO 全体や、GPO のコンピューターまたはユーザー部分を無効化する。

  • グループ ポリシーの中心となる処理を理解します。

    • Windows Server 2012 および Windows 8 のスタートアップ プロセスの変更によるグループ ポリシーの処理への影響を理解する。

    • 別のサービスへのグループ ポリシーの移行が、グループ ポリシーの中心となる処理に及ぼす影響を理解する。

    • GPMC のレポートを使用してグループ ポリシーのエラーとイベントを確認する。

  • グループ ポリシーのクライアント側拡張処理を理解する。

    • グループ ポリシーの基本設定の拡張機能に予期される動作を理解する。

    • コンピューターまたはユーザーに適用された設定が含まれている GPO を特定する。

関連項目

次の参考資料から、グループ ポリシーの機能に影響を与えるコンポーネントのトラブルシューティング情報を入手できます。

トラブルシューティングの考慮事項

参考資料

Active Directory レプリケーションの情報

DFRS および FRS レプリケーションの情報

  1. DFS レプリケーション: よく寄せられる質問 (FAQ)

  2. 分散ファイル システムの新機能

  3. DFS レプリケーション