方法 : オートメーション オブジェクト モデルのコード例をコンパイルおよび実行する

Visual Studio 2013 では、アドインは推奨されていません。 アドインを VSPackage 拡張機能にアップグレードすることをお勧めします。 アップグレード方法の詳細については、「FAQ: アドインを VSPackage 拡張に変換する」を参照してください。

オートメーション オブジェクト モデルに関するリファレンス トピックにあるコード例は、アドイン ウィザードで作成されたアドインで実行するようにデザインされています。 ここでは、オートメーション オブジェクト モデルのコード例をコンパイルして実行する方法について説明します。

アドインでコード例を実行するには

  1. アドイン ウィザードを使用してアドインを作成します。

    詳細については、「方法 : アドインを作成する」を参照してください。

  2. アドインの Connect クラスにコード例を追加します。

  3. アドインの OnConnection メソッドからコード例のプロシージャを呼び出します。 このコード例で、引数として DTE2 オブジェクトが必要な場合は、アドインのコード内で宣言されている _applicationObject メンバー変数を渡します。 次のコードでは、Connect クラスに関連する部分を Visual Basic アドインと Visual C# アドインの両方から示します。

    Public Sub OnConnection(ByVal application As Object, ... ) _
      Implements IDTExtensibility2.OnConnection
    
        _applicationObject = CType(application, EnvDTE80.DTE2)
            .
            .
            .
        ' Pass the _applicationObject member variable to the code 
        ' example.
        MyCodeExample(_applicationObject)
    End Sub
    ' Other methods in the Connect class.
        .
        .
        .
    
    ' This is the code example that was added to the Connect class.
    Sub MyCodeExample(ByVal dte As DTE2)
        .
        .
        .
    End Sub
    
    public void OnConnection(object application, ... , ref Array custom)
    {
        _applicationObject = (DTE2)application;
            .
            .
            .
        // Pass the _applicationObject member variable to the code 
        // example.
        MyCodeExample(_applicationObject);
    }
    
    
    // Other methods in the Connect class.
        .
        .
        .
    
    // This is the code example that was added to the Connect class.
    void MyCodeExample(DTE2 dte)
    {
        .
        .
        .
    }
    
  4. Visual C# アドインの場合は、System.Windows.Forms アセンブリへの参照を追加します。この参照を追加するには、ソリューション エクスプローラーで、アドイン プロジェクトのショートカット メニューを開き、[追加][参照] をクリックし、[新しい参照の追加] をクリックし、[参照の追加] ダイアログ ボックスで [System.Windows.Forms.dll] を選択します。

    1. Visual C# アドインの場合は、Connect.cs ファイルの先頭に次のコードを挿入します。

      using System.Windows.Forms;
      
  5. [ビルド] メニューの [ソリューションのビルド] を選択し、アドインをコンパイルします。

  6. [ツール] メニューの [アドイン マネージャー] を選択します。

    [アドイン マネージャー] ダイアログ ボックスが表示されます。

  7. [アドイン マネージャー] ダイアログ ボックスで、アドイン名の横にあるチェック ボックスをオンにしてアドインを読み込み、[OK] をクリックします。

参照

処理手順

方法 : アドインを作成する

方法: アドイン マネージャーを使用してアドインを制御する

概念

アドインの登録