/sdkpath
Mscorlib.dll と Microsoft.VisualBasic.dll の場所を指定します。
/sdkpath:path
引数
- path
Mscorlib.dll および Microsoft.VisualBasic.dll のコンパイルに使用するバージョンを格納するディレクトリ。 このパスは、読み込まれるまで検査されません。 ディレクトリ名に空白が含まれている場合は、文字列を二重引用符 (" ") で囲みます。
解説
このオプションを指定すると、Visual Basic のコンパイラは既定の場所以外から Mscorlib.dll および Microsoft.VisualBasic.dll の各ファイルを読み込みます。 /sdkpath オプションは /netcf と組み合わせて使用するよう設計されています。 .NET Compact Framework は、これらのサポート ライブラリの別バージョンを使用して、デバイスで見つからない型や言語機能を使用することを回避します。
注意
/sdkpath オプションは Visual Studio の開発環境内からは利用できません。このオプションを利用できるのは、コマンド ラインからコンパイルするときだけです。/sdkpath オプションは、Visual Basic デバイス プロジェクトが読み込まれている場合に設定されます。
/vbruntime コンパイラ オプションを使用すると、コンパイラが Visual Basic ランタイム ライブラリを参照しないでコンパイルを実行するように指定できます。 詳細については、「/vbruntime」を参照してください。
使用例
次のコードは、C ドライブ上の .NET Compact Framework の既定のインストール ディレクトリにある Mscorlib.dll のバージョンと Microsoft.VisualBasic.dll のバージョンを使用して、.NET Compact Framework で Myfile.vb をコンパイルします。 通常は、最新のバージョンの .NET Compact Framework を使用します。
vbc /netcf /sdkpath:"c:\Program Files\Microsoft Visual Studio .NET 2003\CompactFrameworkSDK\v1.0.5000\Windows CE " myfile.vb
参照
関連項目
コンパイル コマンド ラインのサンプル (Visual Basic)