Security Advisory

マイクロソフト セキュリティ アドバイザリ 960715

ActiveX の Kill Bit 更新プログラムのロールアップ

公開日: 2009年2月11日 | 最終更新日: 2009年6月18日

要訳

お知らせ内容 更新プログラムの公開
更新プログラム サポート技術情報 960715
被害報告 他社製品のため被害報告は掲載していません。
回避策 あり
対応方法 サポート技術情報 960715 で提供している更新プログラムをインストールしてください。

※ 上記の情報は、公開日または最終更新日の情報を基に作成しています。

マイクロソフトはこのアドバイザリとともに、ActiveX の Kill Bit の新しいセットを公開しました。この更新プログラムには、以前のマイクロソフト セキュリティ情報で公開された Kill Bit が含まれています。

  • マイクロソフト セキュリティ情報 MS08-070 - Visual Basic 6.0 ランタイム拡張ファイル (ActiveX コントロール) の脆弱性により、リモートでコードが実行される (932349)

この更新プログラムには次のサード パーティのソフトウェア用の Kill Bit も含まれています。

  • Akamai Download Manager このセキュリティ更新プログラムは Akamai Technologies が開発した ActiveX コントロールの Kill Bit を設定します。Akamai Technologies は、影響を受けるコンポーネントの脆弱性を解決するセキュリティ更新プログラムをリリースしました。詳細情報およびダウンロード先については、Akamai Technologies のセキュリティ リリース (英語情報) をご覧ください。この Kill Bit は、ActiveX コントロールの提供元の要請により設定されます。このアドバイザリの「よく寄せられる質問」に、この ActiveX コントロールのクラス識別子 (CLSID) を記載しています。
  • Research in Motion (RIM) AxLoader このセキュリティ更新プログラムは Research In Motion (RIM) が開発した ActiveX コントロールの Kill Bit を設定します。RIM は、影響を受けるコンポーネントの脆弱性を解決するセキュリティ更新プログラムをリリースしました。詳細情報およびダウンロード先については、Research in Motion (RIM) のセキュリティ リリース (英語情報) をご覧ください。この Kill Bit は、ActiveX コントロールの提供元の要請により設定されます。このアドバイザリの「よく寄せられる質問」に、この ActiveX コントロールのクラス識別子 (CLSID) を記載しています。

この更新プログラムのインストールに関する詳細情報は、サポート技術情報 960715 をご覧ください。

概説

概要

アドバイザリの目的: このアドバイザリは、ActiveX の Kill Bit の更新プログラムが利用可能になったことをお知らせするためのものです。

アドバイザリの状況: マイクロソフト サポート技術情報および関連の更新プログラムをリリースしました。

推奨する対応策: サポート技術情報を確認し、適切な更新プログラムを適用してください。

参照情報 番号
マイクロソフトサポート技術情報 960715

このアドバイザリは次のソフトウェアについて説明しています。

関連するソフトウェア
Microsoft Windows 2000 Service Pack 4
Windows XP Service Pack 2 および Service Pack 3
Windows XP Professional x64 Edition および Windows XP Professional x64 Edition Service Pack 2
Windows Server 2003 Service Pack 1 および Windows Server 2003 Service Pack 2
Windows Server 2003 x64 Edition および Windows Server 2003 x64 Edition Service Pack 2
Windows Server 2003 with SP1 for Itanium-based Systems および Windows Server 2003 with SP2 for Itanium-based Systems
Windows Vista および Windows Vista Service Pack 1
Windows Vista x64 Edition および Windows Vista x64 Edition Service Pack 1
Windows Server 2008 for 32-bit Systems
Windows Server 2008 for x64-based Systems
Windows Server 2008 for Itanium-based Systems

よく寄せられる質問

Windows Server 2008 Server Core インストールを使用しているユーザーは、この更新プログラムをインストールする必要がありますか?
Windows Server 2008 Server Core インストールを使用しているユーザーは、この更新プログラムをインストールする必要はありません。 Server Core インストール オプションに関する詳細情報は、Server Core をご覧ください。 Windows Server 2008 の特定のエディションでは、Server Core インストール オプションが使用できないことに注意してください。詳細は、Server Core インストールオプションの比較をご覧ください。

なぜこのアドバイザリにはセキュリティの評価がないのですか?
この更新プログラムにはマイクロソフトが所有していない、サード パーティのコントロール用の Kill Bit が含まれています。マイクロソフトは、影響を受けるサード パーティのコントロールに関するセキュリティの評価を致しません。

この更新プログラムは ActiveX の Kill Bit の累積的なセキュリティ更新プログラム (950760) に置き換わるものですか?
いいえ。自動更新のためであり、この更新プログラムはマイクロソフト セキュリティ情報 MS08-032 で説明した ActiveX の Kill Bit の累積的なセキュリティ更新プログラム (950760) に置き換わるものではありません。自動更新は、お客様がこの更新プログラム (960715) をインストールしたかどうかに関わらず、MS08-032 の更新プログラムを提供します。しかし、この更新プログラム (960715) をインストールされるお客様は、MS08-032 で設定されるすべての Kill Bit による保護を行う目的で MS08-032 の更新プログラムをインストールする必要はありません。

マイクロソフトは以前の Kill Bit の更新プログラムをセキュリティ情報で公開しましたが、なぜ今回の ActiveX の Kill Bit 更新プログラムのロールアップはセキュリティ アドバイザリで公開しているのですか?
新しい Kill Bit はマイクロソフトのソフトウェアに影響を及ぼさないため、または以前にマイクロソフトのソフトウェアの更新プログラムで設定されたため、マイクロソフトはこの ActiveX の Kill Bit 更新プログラムのロールアップをアドバイザリで公開しています。

この累積的な更新プログラムには、以前公開された「ActiveX の Kill Bit 更新プログラムのロールアップ」の Kill Bit が含まれていますか?
はい。この更新プログラムには マイクロソフト セキュリティ アドバイザリ 956391 で以前設定された Kill Bit も含まれています。

この更新プログラムには、以前 Internet Explorer のセキュリティ更新プログラムで公開された Kill Bit が含まれていますか?
いいえ。この更新プログラムには以前 Internet Explorer のセキュリティ更新プログラムで公開された Kill Bit は含まれていません。マイクロソフトは最新の Internet Explorer 用の累積的なセキュリティ更新プログラムをインストールすることを推奨します。

Kill Bit とは何ですか?
Kill Bit は Microsoft Internet Explorer のセキュリティ機能で、Internet Explorer の HTML レンダリング エンジンが ActiveX コントロールを読み込まないようにすることができます。これは、レジストリで設定され、Kill Bit の設定と呼ばれています。Kill Bit を設定すると、完全にインストールされていても、コントロールは読み込まれません。Kill Bit を設定すると、影響を受けるコンポーネントがシステムに導入されたり、再導入されても、活性化せず無害の状態を確実に保ちます。

詳細情報は、サポート技術情報 240797 をご覧ください。Internet Explorer で実行している ActiveX コントロールを停止させる方法

ActiveX の Kill Bit のセキュリティ更新プログラムとは何ですか?
このセキュリティ更新プログラムには、このセキュリティ更新プログラムの中心である特定の ActiveX コントロールのクラス識別子 (CLSID) だけが含まれています。

この更新プログラムにバイナリ ファイルが含まれていないのは、どうしてですか?
この更新プログラムは、Internet Explorer でコントロールがインスタンス化されないようにするためのレジストリへの変更のみを行います。

影響を受けるコンポーネントをインストールしていない、または影響を受けるプラットフォームを使用していなくても、この更新プログラムをインストールする必要がありますか?
はい。この更新プログラムをインストールすると、影響を受けるコントロールが Internet Explorer で実行するのを阻止します。

このセキュリティ情報で説明している ActiveX コントロールを後日インストールした場合、この更新プログラムを再度適用する必要がありますか?
いいえ、この更新プログラムを再度適用する必要はありません。コントロールが後日インストールされたとしても、Kill Bit が Internet Explorer でコントロールが実行されるのを禁止します。

この更新プログラムはどのように問題を修正しますか?
この更新プログラムはクラス識別子 (CLSID) のリストに Kill Bit を設定します。

次のクラス識別子は、影響を受けるクラス識別子に Kill Bit を設定するよう Akamai (英語情報) により依頼されたリクエストに関連します。詳細は Akamai が公開したセキュリティ リリース (英語情報) をご覧ください。

クラス識別子

{FFBB3F3B-0A5A-4106-BE53-DFE1E2340CB1}

次のクラス識別子は、影響を受けるクラス識別子に Kill Bit を設定するよう Research In Motion (RIM) (英語情報) により依頼されたリクエストに関連します。詳細は RIM が公開したセキュリティ リリース (英語情報) をご覧ください。

クラス識別子

{4788DE08-3552-49EA-AC8C-233DA52523B9}

CAPICOM コントロールに関連する次のクラス識別子は、「マイクロソフト セキュリティ情報 MS08-070: Visual Basic 6.0 ランタイム拡張ファイル (ActiveX コントロール) の脆弱性により、リモートでコードが実行される (932349)」で解決されました。

クラス識別子

{1E216240-1B7D-11CF-9D53-00AA003C9CB6}
{3A2B370C-BA0A-11d1-B137-0000F8753F5D}
{B09DE715-87C1-11d1-8BE3-0000F8754DA1}
{cde57a43-8b86-11d0-b3c6-00a0c90aea82}
{6262d3a0-531b-11cf-91f6-c2863c385e30}
{0ECD9B64-23AA-11d0-B351-00A0C9055D8E}
{C932BA85-4374-101B-A56C-00AA003668DC}
{248dd896-bb45-11cf-9abc-0080c7e7b78d}

推奨するアクション

このアドバイザリに関連するマイクロソフト サポート技術情報を検討する

マイクロソフトはお客様がこの更新プログラムをインストールすることを推奨します。この更新プログラムに関する詳細を確認する場合は、マイクロソフト サポート技術情報 960715 をご覧ください。

回避策

回避策は、設定または構成の変更を示すもので、基本的な脆弱性を正すものではありませんが、更新プログラムの適用前に、既知の攻撃方法を阻止するのに役立ちます。マイクロソフトは次の回避策をテストし、回避策が機能性を低下させるかどうか「詳細」の欄で説明しています。

  • COM オブジェクトが Internet Explorer で実行されることを防ぐ

    コントロールの Kill Bit をレジストリで設定することにより、Internet Explorer で COM オブジェクトのインスタンス化が試行されるのを無効にできます。

    警告: レジストリ エディターを正しく使用しないと、深刻な問題が生じ、オペレーティング システムの再インストールが必要になる場合があります。マイクロソフトは、レジストリ エディターを正しく使用しない場合に起こる問題の解決について、保証はできません。レジストリ エディターは、お客様各自の責任において使用してください。

    コントロールが Internet Explorer で実行されないようにするためのステップの詳細は、サポート技術情報 240797 をご覧ください。このサポート技術情報に記載されているステップに従い、レジストリに互換性フラグの値を作成し、Internet Explorer で COM オブジェクトのインスタンスが作成されないようにしてください。

    注: よく寄せられる質問の「この更新プログラムはどのように問題を修正しますか?」にクラス識別子および ActiveX オブジェクトが含まれている対応するファイルを記載しています。下記の {XXXXXXXX-XXXX-XXXX-XXXX-XXXXXXXXXXXX} をこのセクションのクラス識別子と置き換えてください。

    CLSID の Kill Bit を {XXXXXXXX-XXXX-XXXX-XXXX-XXXXXXXXXXXX} の値で設定するには、以下のテキストをメモ帳の様なテキスト エディタに貼り付けてください。次に、.reg ファイル名拡張子を使用してファイルを保存します。

    Windows Registry Editor Version 5.00
    [HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Internet Explorer\ActiveX Compatibility\{ XXXXXXXX-XXXX-XXXX-XXXX-XXXXXXXXXXXX }]
    "Compatibility Flags"=dword:00000400
    

    この .reg ファイルをダブルクリックすると、個々のコンピュータに適用できます。グループ ポリシーを使用し、ドメインに適用することもできます。グループ ポリシーの詳細については、次のマイクロソフトの Web サイトを参照してください。

    注: 変更を有効にするには、Internet Explorer を再起動する必要があります。

    回避策の影響: Internet Explorer でオブジェクトを使用しない限り、影響はありません。

その他の情報

リソース:

免責:

この文書に含まれている情報は、いかなる保証もない現状ベースで提供されるものです。Microsoft Corporation及びその関連会社は、市場性および特定の目的への適合性を含めて、明示的にも黙示的にも、一切の保証をいたしません。さらに、Microsoft Corporation及びその関連会社は、本文書に含まれている情報の使用及び使用結果につき、正確性、真実性等、いかなる表明・保証も行いません。Microsoft Corporation、その関連会社及びこれらの権限ある代理人による口頭または書面による一切の情報提供またはアドバイスは、保証を意味するものではなく、かつ上記免責条項の範囲を狭めるものではありません。Microsoft Corporation、その関連会社 及びこれらの者の供給者は、直接的、間接的、偶発的、結果的損害、逸失利益、懲罰的損害、または特別損害を含む全ての損害に対して、状況のいかんを問わず一切責任を負いません。(Microsoft Corporation、その関連会社 またはこれらの者の供給者がかかる損害の発生可能性を了知している場合を含みます。) 結果的損害または偶発的損害に対する責任の免除または制限を認めていない地域においては、上記制限が適用されない場合があります。

更新履歴:

  • 2009/02/11: このアドバイザリを公開しました。
  • 2009/04/30: このアドバイザリを更新し、「よく寄せられる質問」に Windows Server 2008 Server Core インストールを使用している場合、この更新プログラムをインストールする必要はないことを説明する質問および回答を追加しました。
  • 2009/06/18: このアドバイザリを更新し、「よく寄せられる質問」に質問および回答を追加し、自動更新のためであり、この更新プログラムはマイクロソフト セキュリティ情報 MS08-032 で説明した ActiveX の Kill Bit の累積的なセキュリティ更新プログラム (950760) に置き換わるものではないことを説明しました。

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